内容説明
薪を背負って本を読む勤勉家・金次郎少年は有名だが、大人となった尊徳が何を行なったかはあまり知られていない。思想家、農村指導者、財政再建者として、尊徳が広めた報徳仕法をわかりやすく説く。
目次
今、なぜ、二宮尊徳か
第1章 若き日の苦難と克服(若き日の苦難と発見;村で有数の大地主となる ほか)
第2章 報徳仕法の原理の確立(下野国・桜町領の復興計画;村おこしの事業始まる ほか)
第3章 報徳仕法、各地に広がる(仕法の輪、諸藩に広がる;凶作を予知して備える ほか)
第4章 報徳を現代に活かす(報徳仕法は自助と互助の共同体づくり;勤・倹・譲への心田開発 ほか)
著者等紹介
大貫章[オオヌキアキラ]
1958(昭和33)年、東京大学文学部卒業。TBS報道局、坂本藤良経営研究室、産業能率大学経営管理研究所を経て、1968(昭和43)年以降、産業教育トレーナーとしてリーダーシップ訓練・問題解決訓練などに従事。その間、江戸末期の農政家・二宮尊徳の研究に取り組む。2001年報徳博物館評議員に就任。国際二宮尊徳思想学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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