内容説明
ざっくりと割れた頭蓋骨から赤い実を取り出す…読む者の心を鷲掴みにする、女の性を真正面から捉えた覚悟の詩集。
目次
1 まどろみ(お元日の朝に;幸せの赤い革袋;水引草;乳を吸うように;赤い目)
2 木洩れ日(蜃気楼;行ったり来たりの花畑;愛しのろくろっ首;春の予感;黄砂の降るころ)
3 紫紺の間で(ワインになって;紫紺野牡丹の散る時刻;葡萄通信;茄子の匂い)
4 紅絹のうた(晩秋の韓紅;冬のボロ市で;夏の潮;柘榴の記憶;蔵の二階;含羞の海)
著者等紹介
神内八重[カミウチヤエ]
1944年中国河北省で生まれる。1945年日本へ帰国、以後大阪で暮らす。1990年福井県へ移住し、現在に至る。1990年武生市民文学祭詩の部最優秀賞。2000年福井県文学コンクール詩の部知事賞。2005年第20回国民文化祭現代詩人会長賞。2007年蟹と水仙文学コンクール詩の部奨励賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Apache Dawn