青春は硝煙とともに消えて―ある戦没画学生の肖像

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779002076
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

昭和19年7月、中国湖北省で一発の銃弾が一人の青年の生命を絶った。東京美術学校(現東京藝大)工芸科図案部の首席卒業作品『図案対象』を遺し、無念の最期を遂げた久保克彦の短い生涯と、彼が生きた時代をたどる。

目次

序章
佐合島そして徳山
上京
父、白船と山頭火
東京美術学校1
詩、友情、恋
東京美術学校2
入営
藤六八六五部隊
戦死
終章

著者等紹介

木村亨[キムラトオル]
1936年山口県徳山市(現周南市)に生まれる。1959年大阪大学工学部卒業後、同年東洋アルミニウム株式会社入社。1998年同社専務取締役を退任したのち、働く人たちのストレスと企業経営のあり方についての研究に携わる。2005年NPO法人産業メンタルヘルス研究所を設立、2006年第1報として「企業従業員のストレスと経営諸施策に関する研究」を『産業ストレス研究』誌に発表。久保克彦の甥(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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c-ug

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読んでよかった。「俺は死にたくねえ、俺は絵が描きてえ、俺はペンを捨てたくねえ」と叫び、志半ばで道を断たれ、戦地から「還ってこなかった」久保本人の無念の思い、「生き抜いて、七度生まれて絵を描いて呉れ」と念じ、彼の無事な帰還を願いながらかなわかった家族の思い。こうした無数の思いが折り重なって今の我々がいるのだと言うことをあらためて強く感じた。子供たちの世代にも伝えて行くことが我々世代に与えられた責任である。2018/05/04

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