内容説明
「母上、生涯この鯉口は切らん」時は嘉永五年、数えで十四歳の春、吉行小太郎は故郷の広島を後にした。この約束が、武士としての生涯にどれほど困難をもたらすかも知らずに―。幕末の激流に翻弄されながらも、愚直に生き抜く男の人生模様を描いた長編小説。
著者等紹介
江刺家丈太郎[エサシカジョウタロウ]
昭和24年2月、大陸生まれ。昭和28年、家族とともに帰国。仕事の関係で、これまで7カ国、通算約20年の外国勤務を経験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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