がん旅情 放浪編―篠垤潔原爆小説集〈5(中)〉

がん旅情 放浪編―篠垤潔原爆小説集〈5(中)〉

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  • サイズ B6判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778902032
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

広島において零歳で被爆した大内吉典は、一九九五年以来、がんと対峙しつつ、被爆者の権利を認めない国との争いも続けていた。がんとの一進一退の攻防が続く中、吉典の生命を賭した闘いの日々は、さらに激しさを増してゆく…。原爆放射線に肉体を蝕まれながらも敢然と生きる、ひとりの被爆者の姿を通して「生」の尊さを訴える入魂の長編。

著者等紹介

篠垤潔[シノズカキヨシ]
1944年、広島で生まれ、本籍地山口県で育つ。広島原爆零歳被爆者。小学校二年生から広島在住。横浜国立大学学芸学部教育哲学専攻。在学中、教育の軍国主義化等と鋭く対立し、学園闘争に参加し、中退。その後、資本論研究会、原水爆禁止運動、文学運動などに参加。日本民主主義文学会会員。『原爆と文学』『ひろしま』編集者。広島県文化団体連絡会議常任世話人、峠三吉記念事業委員会世話人、「広島の証言の会」世話人などを歴任。「非核の政府を求める広島の会」世話人。「長崎の証言の会」会員。四十六歳から原爆放射線後障害でベッド安静の闘病専一の日々に入る。障害年金と被爆者介護手当で、ホームヘルパーの介護により一人で暮らす。家族は息子二人。現在、広島原爆特別養護ホームに入園(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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