内容説明
西軍の石田三成・寝返った小早川秀秋・東軍の加藤清正、関ヶ原の合戦にかかわった三人の武将がそれぞれに不思議な夢をみた。現実と異界が交叉する物語は、史実を基にしながらも生き生きと心理描写された武将たちの人物像がリアルに伝わり、独自の感性が異彩を放って格調高い作品世界を創り上げている。三成・秀秋・清正を描いた傑作短編集。第2回歴史・時代小説コンテスト最優秀賞受賞作。
著者等紹介
中津征広[ナカツマサヒロ]
1958年広島市生まれ。『関ヶ原異聞「夢」』で、第2回歴史・時代小説コンテスト最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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