なぜ男は救われないのか

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なぜ男は救われないのか

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778341091
  • NDC分類 367
  • Cコード C0036

出版社内容情報

オバマ元大統領が選んだ2024年夏のおすすめ書籍

右派も左派も間違い続けてきた!?
最新のデータが明らかにした、アメリカの男性たちに課せられた苦境の数々

・大学進学率は女性の方が高い
・女性の賃金は上昇しているが、男性の賃金は下がり続けている
・絶望死の3分の2は男性
・男性への社会的支援の効果は限定的
etc.

フェミニズムの問題は「行き過ぎた」ことにあるのではない。
「いまだ十分に行けていない」ことにある。

「有害な男らしさ」でも「弱者男性」でもない
現代に生きる99%の男性のための、実践的で革新的な3つの提案。


【目次】

序章 悩む父から悩む研究者へ

第1部 男性の漠然とした不安
 第1章 女の子の支配――教育で遅れをとる男の子
 第2章 働く男性の憂鬱――労働市場で不利な立場に陥る男たち
 第3章 居場所を追われた父親 家庭内の伝統的役割を失いつつある父親

第2部 二重に不利益な男性たち
 第4章 ドゥワイトの眼鏡――黒人の男の子や男性が直面する深刻な問題
 第5章 階級による天井――貧困状態にいる男の子や男性は苦しんでいる
 第6章 政策が「効かない」対象者――男の子や男性に届かない支援

第3部 生物学と文化
 第7章 男性を作り上げる――遺伝と環境、どちらも重要

第4部 政治的膠着
 第8章 進歩派が見えていないこと――政治的左派は現実を直視しない
 第9章 激怒する保守派――政治的右派は時計の針を戻したい

第5部 何をすべきか
 第10章 男の子に「赤シャツ」を着せる――男の子は学校で追加の1年が必要だ
 第11章 男性は人を癒せる(Men Can HEAL)――未来の仕事に男性を就かせるために
 第12章 新しい父親像――独立した社会制度としての父性

エピローグ
謝辞
注一覧
訳者解説

内容説明

オバマ元大統領、愛読!女子より低い成績の原因は脳の発達の遅れにある。賃金が増加している女性、減少し続ける男性。男性の絶望死は女性より3倍多い。最新のデータが明らかにする現代の男性に課せられた数々の苦境。現実を直視しない左派と、時計の針を戻したい右派。真のジェンダー平等を達成するための実践的で革新的な3つの提案。

目次

序章 悩む父から悩む研究者へ
第1部 男性の漠然とした不安(女の子の支配―教育で遅れをとる男の子;働く男性の憂鬱―労働市場で不利な立場に陥る男たち;居場所を追われた父親―家庭内の伝統的役割を失いつつある父親)
第2部 二重に不利な男性たち(ドゥワイトの眼鏡―黒人の男の子や男性が直面する深刻な問題;階級による天井―貧困状態にいる男の子や男性は苦しんでいる;政策が「効かない」対象者―男の子や男性に届かない支援)
第3部 生物学と文化(男性を作り上げる―遺伝と環境、どちらも重要)
第4部 政治的膠着(進歩派が見えていないこと―政治的左派は現実を直視しない;激怒する保守派―政治的右派は時計の針を戻したい)
第5部 何をすべきか(男の子に「赤シャツ」を着せる―男の子は学校で追加の1年が必要だ;男性は人を癒せる(Men Can HEAL)―未来の仕事に男性を就かせるために
新しい父親像―独立した社会制度としての父性)

著者等紹介

リーヴス,リチャード・V.[リーヴス,リチャードV.] [Reeves,Richard V.]
ブルッキングス研究所の経済研究シニアフェロー(非常勤)。ボーイズ・アンド・メン・プロジェクトを指揮。ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナル、アトランティックに定期的に寄稿している。2017年に『Dream Hoarders』を著し、階級と不平等に関する議論を喚起した功績により、ポリティコ誌の米国の思想家トップ50に選出。前著『Dream Hoarders』はエコノミスト誌とオブザーバー誌の「Book of the Year」に選ばれた

齋藤圭介[サイトウケイスケ]
1981年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、岡山大学大学院学術研究院社会文化科学学域(文)准教授。専攻は社会学、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どら猫さとっち

7
男がつらいのは、日本だけじゃない。どの国も同じつらさはあれど、アメリカもまたしかり。男として生きる憂鬱、劣等感、不都合な現実。そのなかで、男はどう生きればいいのか。これからの男の在り方を問いかけ提言する人文書。男が強いのは今や昔、男女平等も聞こえはいいけどつらさもある。女性の強さや考えを重んじながら、男に囚われず生きることは、きっとある。分厚いが、男の苦しみから解き放つヒントが随所にある。2026/06/09

Go Extreme

3
現状:女性躍進⇔男性没落。教育:制度=女性有利+男子発達遅延+男教師減→学力低下。労働:製造業衰退+AI→職減=低所得+非正規。家庭:女性自立+未婚化→役割喪失=父親孤立。社会:保守⇔左派=対立+有害な男らしさ。策:①就学遅延②援助職③育休。結論:危機=マイナス自己責任+構造問題2026/04/22

駒場

3
教育・就労・家庭における男性の苦境(勉強ができなくてドロップアウトする、家庭での役割を見いだせない等)を論じた多くの研究を引きながら、解決策を探る本。男性の苦境の原因を、フェミニズムや女性優遇に求めるのでなく、現在の急激な社会構造の変化と、その変化への男性役割規範のミスマッチに見出して建設的な議論をしようという努力が見えるのが良かった。そこで主張される解決策とは、①男子の幼児教育期間1年延長、②男性教師を増やすアファーマティブ・アクション、③HEAL分野での男性雇用、④新しい父親像の提示と実現2026/04/04

1
ジェンダー平等の話をすると大抵「不利な女性の話」になってしまうが、男性には男性の問題があり、それは支援されて然るべきものだという話が様々なデータを用いて書かれている。男性の支援をすることは女性の地位を脅かすことではなく、逆もまた然りである。ジェンダー平等は片方の性別に問題があるわけではなく、それぞれの性別に課題がある。その不平等をなるべく減らすことは双方にとって良いことのはずでおる。目の前に困っている人がいれば、それが女性だろうが男性だろうが関係なく手を差し伸べるべきではないのか?という考えには共感した2026/05/05

tenorsox

1
「女性であるが故の不利益」だけでなく、男性についても学校、職場、家庭等における様々な不利益があり、女性については改善が進んでいるのに対し男性については(特に中間層以下、黒人等で)逆に拡大していて手当が必要との主張。データでそれらを解り易く晒すとともに、最終章では彼らを救うための合理的かつアグレッシブな政策も提案している。あくまで男性に対して「も」であって、決して女性を押し戻せという趣旨でないのが肝か。リベラル寄りの論客である著者がいうことで真実味&あとがきで訳者が内容(の一部)にダメ出ししてるの初めて見た2026/05/05

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