絵本戦争―禁書されるアメリカの未来

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絵本戦争―禁書されるアメリカの未来

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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778340117
  • NDC分類 019.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

アメリカではいま、保守派による禁書運動が暴走している
黒人、LGBTQ、アジア系、アメリカ先住民…マイノリティを描いた絵本がなぜ禁書されてしまうのか
NY在住ライターが禁書となった数々の絵本を通して見る、アメリカの姿

非営利団体「ペン・アメリカ」によると2023-2024学校年度に、前学校年度の2.7倍にあたる4231種類の本が禁書指定された。アメリカでいま、何が起きているのか。

この禁書運動は2021年に突如として始まった。ターゲットになっているのは、禁書運動を推進する保守派の親や政治家が理想とする<古き良きアメリカ>にとって都合の悪い、子ども向けの本たちだ。

黒人、LGBTQ、女性、障害、ラティーノ/ヒスパニック、アジア系、イスラム教徒、アメリカ先住民……8つのトピックにわけて、禁書運動の犠牲となった数々の絵本を一冊ずつ見ていくことで、マイノリティの苦難の歴史と、その中で力強く生きる姿、そして深刻化している政治的な対立<文化戦争>の最前線を知る。トランプの大統領再選が決まったいま、必読の一冊。

内容説明

「古き良きアメリカ」を取り戻すべく、さまざまなマイノリティを描いた絵本を禁書してまわる保守派の人々。ドナルド・トランプの大統領再選が決まったアメリカはどうなってしまうのか。NY在住ライター・堂本かおるが、禁書となった絵本を通して見るアメリカの過去・現在・未来。

目次

第一章 黒人
第二章 LGBTQ
第三章 女性
第四章 障害
第五章 ラティーノ/ヒスパニック
第六章 アジア系
第七章 イスラム教徒
第八章 アメリカ先住民

著者等紹介

堂本かおる[ドウモトカオル]
大阪出身、ニューヨーク在住。CD情報誌の編集を経て1996年に渡米。ハーレムのパブリックリレーション会社インターン、学童保育所インストラクターを経てライターとなる。以後、ブラックカルチャー、移民/エスニックカルチャー、アメリカ社会事情全般について雑誌、新聞、ウエブに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

66
古き良きアメリカを取り戻すために、マイノリティを描いた絵本が禁書扱いされているという。目を背けなければいけない歴史は存在しない。むしろ教訓として常に意識しなければいけないと思います。日本では「はだしのゲン」が同じような扱いをされていると思いますが、知らないうちに目につかないような扱いをされていることがあるとすれば、とても怖いことだと思います。古き良きアメリカって何だろう。2025/03/19

がらくたどん

50
2年ほど前に日本図書館協会の図書館の自由を扱う委員会の定期レターに興味深いアメリカの学校・公共図書館の検閲動向の記事があるよと教えていただき関心があったテーマ。JLAのレポートでは、目立つ動きとして司書数も基盤も大きい公共より地域分割された学校図書館で、発言力のある保護者・宗教政治団体の「要望」により特に人種・ジェンダー・宗教的価値観の項目で特定価値観に傾斜する方向で司書の選書への疑義や圧力が増している状況が報告されていた。本書では、対象を絵本に絞り具体的な書影を添えて除架申請があった図書例を俯瞰できる。2025/06/28

ぽてち

30
自由の国アメリカで今、「好ましくない本」を図書館や書店から撤去する“禁書”が推し進められている。誰にとって好ましくないかは言うまでもない。読者である若者や幼児ではなく、親や教師、政治家たちの判断によるものだ。本書はそうした状況下で対象を絵本に絞り、黒人・LGBTQ・女性・障害・ラティーノ/ヒスパニック・アジア系・イスラム教徒・アメリカ先住民の8つのカテゴリーに分け、禁書となった絵本を紹介していく。とてもよい内容の絵本が、訳のわからない理由で禁書扱いされていることに驚いた。あの国はどこに向かうのだろうか?2025/03/08

長くつしたのピッピ

26
アメリカは自由の国と言う言葉をずっと刷り込まれて生きてきた。リベラルで夢があって、世界の民主主義のお手本。こんな風に昭和生まれは思っていて、アメカジ、アイビーと憧れは尽きない。けれども、大人になってアメリカの根深い差別を知る。本書でも、まさかこんな本までと言う思いが強かった。一方、差別をしないリベラルな私と言うのを意識している知識人もある。残念なことに、トランプのような大きな声をあげる人が、結局どの世界でも正義と思うわれているようだ。良書はどこまで行っても良書であり、受け止めるのは読者自身。2025/07/08

よっち

25
なぜマイノリティを描いただけで、絵本が禁書になってしまうのか。禁書指定された絵本から見るアメリカの現状を解説した1冊。理想とする古き良きアメリカのために、保守派の親や政治家たちが推進する形で2021年に突如始まったアメリカの禁書運動は、2023-2024学校年度には4231種類の本が禁書指定されている状況。それを黒人、LGBTQ、女性、障害、ラティーノ/ヒスパニック、アジア系、イスラム教徒、アメリカ先住民の8つのトピックに分けて解説していて、マイノリティや多様性を否定する状況にも分断の根深さを感じました。2025/06/07

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