出版社内容情報
僕たち私たちは/少年少女を代表して/一生懸命死にます!!
2025年イタリア"第34回ロミックス金賞"受賞後初!
『ライチ☆光クラブ』の古屋兎丸による、
熱烈に青い愛を描いた豪華フルカラー最新作。
愛を探し求める少女・楠ノエル。
偏屈な文学少年・遠山詠心。
孤独な2人の運命の糸がもつれ合った先にあるのは── 青苦い春を生きる少年少女の、性と死を巡る冒険譚。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
24
現代の少年少女の生き辛さを描いていながらも、芥川や寺山といった現在の若者が読みそうにないアイテムが絶望や死に影響を与えること、もっと言えば最終的に少年少女が恐山に行って死のうとすることが、どうにも現代的ではない違和感を抱かせる。しかし読み進めていくと、ひとつの実感が湧いてくるのだ。それは、これが古屋兎丸の若い頃の体感がもとになっているのだろうということ。その体感に嘘はなく、嘘のないところからしか現代の若者の閉塞感や自殺願望は描けないとの古屋の信念が伝わってくる。(つづく)2026/01/04
ヒトコ
7
「恋愛はただ性慾の詩的表現を受けたもの」そんな芥川を読んで自分にとって「愛って何?」と考える楠ノエル。 太宰、三島、川端、もっと刺激的なものを求める彼女は高校の文集にあった遠山詠心の作品に主人公は自分だと衝撃をうけ、同学年の彼を先生と呼び傾倒していく。死への思いという共通点でノエルの求めに応じていく詠心。 危険で甘美な二人の関係は破滅的なのか? 彼らはスマホを持っているが、読んでいる作家、詰襟とセーラー服、万年筆など、昭和の若者を思わせるアイテムで不思議な世界観を作り出している。2026/02/18
東澤俊秀
2
紛う事なき問題作にして大傑作。 古屋兎丸はようやく『ライチ⭐︎光クラブ』を超える作品を世に出すことに成功したのかも知れない。 思春期を拗らせし者たちの新たなるバイブル、ここに誕生✝️✨2025/12/28




