感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
25
巻末の対談でよしながふみが、主人公の多子が寝坊をする話に他人事ではない辛さを感じると述べているんだけど、俺はそれ以上に、多子が不眠に陥り、体調が戻るまで会社を休んでいいと言われていたのに、起き抜けに身体が勝手に反応し、無意識で職場に来てしまうエピソードにこそ痛さを覚えてしまった。それにしても、巻末の雁須磨子とよしながふみの対談は、とても面白い! お互い四十代になったしんどさを共感しながらも、人生百年時代なら今はまだ折り返してもいない、人生は午前中だという発想が楽しく、また頼もしい。(つづく)2020/02/11
くさてる
18
等身大の40代女子の生活が描かれてリアルでギリギリ痛い。単純な仕事とか恋とかが救いになるわけじゃない。すこしずつ老いていったり無理がきかなくなっていく自分とどう付き合うか、というシビアな話なんだけど、暗さはないのは思わず苦笑しちゃうような「あるある」も見つかるからかな。それでもニートの沙羅が主役の第7話はキツかった。読む人によって心に響く話数が違う気がします。つまり、それだけ偏っていないということ。今後が気になります。2020/02/09
アマニョッキ
17
面白いんだけどなー。かぬき言葉気になるなー。2022/07/29
かさお
12
40代、独身働きすぎOL、娘がいる専業主婦、ニートで母親と2人暮らしパラサイト的女性。かつては3人とも同級生で立ち位置は同じだった。少しずつ再び線が通い出す2巻。なんか私も疎遠になっている高校時代の友人に連絡を取ってみたくなった。2020/02/15
とみー
7
頑張っても辛い、頑張らなくても辛い。まあ、そんなもんか。なんも考えたくないっていっても、これではよくないと、もやもやココロで思い、走ってもそれはそれで、体がついてこない。そこへ来て、有岡さんの揺らがなさ。死を前にすると、人のココロってブレなくなってくるものだなと、一時期通った癌病棟で思ったことを思い出す。2020/03/18
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