感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
笠
6
3.5 いがらしみきお氏、画業40周年にてエロというテーマに挑戦。センセーショナルなタイトルだし、何となくルポ的なノンフィクションのオムニバスかと思ったら全然違って、中編ストーリー漫画だった。コンビニ店員のミコは、しきりに変態の道に誘おうとする常連客のピンさんに影響され、自分の欲情を探そうとする。ピンさんは「本当に好きな人のアソコを見るのが一番興奮するはず」と何度も主張し、ミコも次第に「好きな人とセックスしたいよー」と言って泣き出すほどに追い詰められていくのだが…。2019/12/24
でろり~ん
3
40周年ですか。おめでとさんでございます。ん~。作者も言ってますが、エロじゃなくってグロですねえ、って感想でした。欲情を捉えようとした感覚は、なんとなく分かるような気もするですが、見る、ってことに拘り過ぎたんじゃないでしょうかね。で、炎にいっちゃったのかしらん。パターンではありますけれどね、炎。欲情って別に見ることと直接的な繋がりは無いようにも思いますねえ。でも、みこちゃん、素直に成れて、良かった良かった。のかなあああ。2020/02/11
なつのおすすめあにめ
3
好きなタイプの漫画、しかし、ぼのぼの好きな母や妹に貸すの抵抗あるが 笑2020/01/30
にしの
2
いがらしみきおが送るエロ漫画。やはりデフォルメされた造形にぼのぼのの森の癖のある住民を思う。エロだけど。 型通りの恋愛やセックスではすみっこに追いやられる性の根源を探究する哲学的なエロ漫画だった。上っ面やコミュニケーションでは語り得ない根っこの部分を探るために、主人公が気になる人のあそこを見る、という社会的なのか原始的なのかわからん行為に終始する。みんな花や葉っぱじゃなくて根っこの部分を見せ合えば解放を味わえるのではないか?知らんけど。2024/07/29
クウ
1
何かの拍子にamazonの欲しいものリストに入れていて、機会があったので買って読んでみたが、何がきっかけだったんだろう…。 エロや変態の突き詰め方は押見修造の悪の華に似たものがあるなぁと読んでいて思った。なので、思春期ど真ん中の時に読んだ悪の華の方が自分にとっては師って感じで…。 ただ、テンポ感の良いツッコミが時々笑いをとりにきていて面白かった。2024/02/28
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- 和書
- ソヴェト旅行記 岩波文庫