内容説明
今から子供にさせるなら、水泳?ゴルフ?野球?それとも?人格を形成する「SID」とは。瀬古利彦、野村克也、釜本邦茂、ジーコ、長州力、大谷翔平、北島康介、那須川天心、伊良部秀輝、長谷部誠…全く新しいスポーツ教育論。
目次
第1章 究極の個人スポーツ―マラソン
第2章 楽天的な自信家―野球(投手編)
第3章 奇人変人達人―野球(打者、野手、捕手編)
第4章 決める「9番」、愛される「2番」―サッカー
第5章 個人か集団か―格闘技、プロレス
第6章 組織の力学―空手、ラグビー、アメフト
第7章 「英才教育」は有効か―ゴルフ
第8章 個人も集団も―水泳
著者等紹介
田崎健太[タザキケンタ]
1968年3月13日京都市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。著書に『球童 伊良部秀輝伝』(講談社ミズノスポーツライター賞優秀賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
22
スポーツアイデンティティ、略してSID。野球の監督に投手は御山の大将で向かない、最近だと外野手も自己中心的で監督に向かないとも言われてる。サッカーでは9番はセンターフォワードで点取り屋、10番は中心選手、3、4番は守備の要のセンターバック。それに合わせて性格も違って来る。それを踏まえて、著者が直接会った事のあるスポーツ選手を中心に考察してる本だった。それにしても、大谷翔平のコメントが小泉進次郎と同じく言葉は多いが、中身がほぼ無かったとは、、、2020/07/23
Mark X Japan
9
新聞の書評を見て本著を知りました。競技やポジションに対する向き・不向きや,それによる人格への影響などについて,選手やコーチなどへ取材してます。これは,新しいノンフィクションのジャンルになるかもしれない,斬新なありそうで無かった一冊です。次はM(ミュージック)IDを読んでみたいです。内容は,ミュージシャンの楽器(ギターはリードとリズム)ごとの特徴や向き・不向きや作詞・作曲や活動や楽曲の安定度などです。待っているより,企画をどこかに提案した方がいいのでしょうか。詳しい方や賛同するかたはコメントをお願いします。2020/10/08
anken99
4
個人スポーツと団体スポーツ、そのいずれかに性格や思考が向いているのかを洞察。スポーツアイデンティティと銘打ち、さまざまな選手を分析している。競技といっても、個人・団体が分かれていれば、相手と競うものがあったり、数字という絶対値ではかるものもある。確かに向き不向きはありそうだ。翻って自分はどんなスポーツが向いているんだろうか。2022/06/28
イカカイガカ
3
どのスポーツをやるのか、またその競技のどのポジションを担うのかによって、人格形成に影響を受ける。本書は、様々な競技の一流アスリートを例にあげて、その事を示す。〈スポーツ体験には、特定の環境における一定時間の蓄積という合理性がある。個人スポーツなのか、集団スポーツなのか。(中約)その人間の背骨とも言える人格形成にスポーツの選択が関わっているのではないか〉。おおよそ興味深く読めたし、なるほどと思う所も多々あった。自分がやっていた競技と自分の本質は合っていたのかを考えながら読むのも一興かもしれない。2020/08/26
いのお
2
スポーツ選手を取り上げてその人が経験したスポーツ、ポジションによって人格が構成されるのではないか、という考察。 自身家で孤高のピッチャー属性と相手の様子をうかがうバッター属性、一筋縄でいかないキャッチャー属性。面白い。 大谷翔平の話は「いろいろ言っているけどたいしたことは言っていない」。ベクトルはまったく違うのに話法としては小泉進次郎と同じだ。2020/06/28
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