能力2040―AI時代に人間する

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能力2040―AI時代に人間する

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  • サイズ A5判/ページ数 81p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784778316945
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

目次

第1章 「能力論」をめぐる基本的問い
第2章 交換の論理と「能力」
第3章 能力主義を問いなおす
第4章 教育改革の「闇」ともうひとつの物語―対話的空間を創る試み
第5章 つながりの中で生きる―スペインの試みから考える
第6章 近代を生きるための根本課題―人間と社会の限界性と向き合う

著者等紹介

池田賢市[イケダケンイチ]
中央大学文学部教授。専門は教育学、フランスにおける移民の子どもへの教育政策

市野川容孝[イチノカワヤスタカ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は社会学

伊藤書佳[イトウフミカ]
編集者・ライター

菊地栄治[キクチエイジ]
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は教育社会学、教育経営学。一般財団法人教育文化総合研究所所長

工藤律子[クドウリツコ]
ジャーナリスト。NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表。著書『マラス』(第十四回開高健ノンフィクション賞、岩波書店)など

松嶋健[マツシマタケシ]
広島大学大学院社会科学研究科准教授。専門は文化人類学、医療人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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りょうみや

16
現在に蔓延る「能力主義」は本当に平等で理想的なのか。何が能力かという基準は社会的に構成されたものだし、能力を身につけるたけの努力ができるかも環境によるし、能力主義は少数者の排除にもつながる、ということを深く考えている内容。最初に2040年の能力で人が区別されない理想社会の物語がある。個人的に能力主義の是正は必要と思うが、この本のレベルまで踏み込んで考えたことはなかった。もし自分が能力を身につけられたとしたら、それは社会のおかげで、その能力を社会に還元しよう、という考えを多くに人が身につけられたら。2020/12/03

Hiroki Nishizumi

2
メイトクラシーとエイブリズムを知りえただけも読んだ甲斐があった。何かしら日本社会の大前提をきっちりと再検討する必要があるし、やらねばならないという気になる。2023/04/05

あさつゆ

0
能力主義から解放されたらみんな幸せになれるんじゃないかと思いました。何かができないことで権利が奪われたり不自由な生活を強いられたりすることが問題で、何かができなくてもだれがどんな状況なっても、安心して生きられる社会にすることこそ大事なんじゃないかな。 学校教育は、そういう理想とは正反対のことをやっている。子どもも教員も能力主義や評価に苦しめられていると思います。2022/08/15

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