内容説明
脳が認知革命でつくりあげたバーチャルな世界を、そのまま突き進むのか、いま一度自然と身体というリアルな世界と出合うのか。人類は、どちらの未来を望むのでしょう。14歳から読める!わかる!カラー図版満載!!
目次
1 脳についての基礎知識(「私」とは、頭蓋骨の中の海に浮かぶ重さ1・5kgの灰白色の物体なのか!?;脳内では、電気信号を伝達する千億個の神経細胞が働いている ほか)
2 発見された脳の歴史(悪人は頭蓋骨でわかる!?骨相学から始まった近代の脳科学;事故や病気から発見された脳の様々な領域の仕組みと働き ほか)
3 知覚と行動と脳の仕組み(目が物を写し取り、脳が“見る”複雑な視覚のメカニズム;脳はあるがままの世界を見せていない?視覚の背後にある不思議 ほか)
4 私たちの心と脳の世界(脳は「心」をどうつくるのか?心と体を結びつける「情動」;感情を生み出す脳内ネットワークとそれを促すホルモンや神経伝達物質 ほか)
5 脳研究の未来(様々なアプローチにより進展する脳研究その主要な4つのフィールドとは;人間の脳と機械をつなげるブレイン・マシン・インターフェイス ほか)
著者等紹介
松元健二[マツモトケンジ]
玉川大学脳科学研究所教授。1996年、京都大学大学院理学研究科霊長類学専攻博士後期課程修了。博士(理学)。理化学研究所基礎科学特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員、カリフォルニア工科大学神経科学訪問研究員等を経て現職。専門は認知神経科学。「人間の主体性」を支える脳機能を研究し、Science誌やNature Neuroscience誌などに論文を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こゆき
VooSee
RX93