内容説明
テレビで岩井志麻子を見るたび、私は姉である本間切美を思い出す。生前、姉は芸術家になりたかった。ネットではカルト的な人気があった姉だが、芸術家としては凡庸で素人目でも稚拙とわかる作品は、見る者を不快にさせ不気味で狂気に満ちあふれていた。そして願いは死をもって成就した。切断された姉の首は、彼女の住んでいたマンションの一室で、子供たちに人気のヒョウのぬいぐるみの首にくるまれて転がっていた。この猟奇的な殺され方は、なぜかQ国で起きた「ガオちゃん殺人事件」に酷似していた…。
著者等紹介
岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年岡山県生まれ。高校在学中の82年、第三回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入選。少年小説家を経て、1999年『ぼっけえ、きょうてえ』が第六回日本ホラー小説大賞と第一三回山本周五郎賞を受賞。以降、『岡山女』(第一二四回直木賞候補)、『tr´ai c^ay』(第二回婦人公論文芸賞)、『自由戀愛』(第九回島清恋愛文学賞)など話題作を続々発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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