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目次
特集1 モンタージュとしての日本(「映画的手法」のWEB最適化実験とリミテッド・アニメ;日韓国交正常化とアニメーション合作;マーク・スタインバーグ『Anime’s Media Mix:Franchising Toys and Characters in Japan』―書評:北米におけるフィルム・スタディーズとアニメ・漫画研究;受け手研究の方法としての“メディア・ミックス”―角川映画に向けられた批判を出発点として;選挙粛正運動のメディア戦略―ポスター・絵ばなし・葉書;研究メモ 戦時下のメディアミックス―「翼賛一家」と「カンカラ勝ちゃん」)
特集2 「鉄扇公主」の東アジア的展開(『鉄扇公主』と戦時下の孤島上海―戦争が生んだアジア初の長篇アニメーション;資料紹介『鉄扇公主』製作関連資料二編)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田一史
2
宣政祐による、日韓国交正常化に伴う「経済協力」「文化交流政策」により1960年代半ばからTVアニメ『黄金バット』『妖怪人間ベム』の日韓合作が生まれ、しかしコストの問題などで徐々に日本から韓国へスタッフを派遣する傾向は退潮し、韓国側は日本アニメ制作の「下請け」と化していったのでは、という指摘は興味深い。巻頭の大塚英志・山路亮輔論考ではwebtoon的な「縦スクロールwebマンガはリミテッドアニメだ」というそれだけ聞くと「?」な主張だが要するに紙からコマ割り概念が変わって絵コンテ的になると。これおもしろい指摘2015/07/01