出版社内容情報
建築界の巨人・磯崎新が近代日本100年間の建築とその思想を語る。 著者である磯崎新は世界的に名の知られた、これまでの日本建築界を牽引してきた建築家。本書は、磯崎新が自身の歴史観をまじえて1920年から2020年までの建築と思想を語り下ろしたものになる。1920年からの100年間を25年一区切りとし、それぞれの時代を代表する建築家を「堀口捨己→丹下健三→磯崎新→妹島和世」と見立てるもの。壮大なスケールとたしかな建築眼で日本建築の歴史を見通した本書は、建築を学ぶ学生や建築に携わる者にとって必読の内容となっている。豊富な注と図版をつける。
目次
第1章 1920‐1945(モダニズムの出発点;堀口捨己の近代住宅と茶室;様式史観とヨーロッパの近代運動 ほか)
第2章 1945‐1970(戦中から戦後へ;広島平和記念館;日本の伝統と建築ジャーナリズム ほか)
第3章 1970‐1995(グローバル化のなかで浮き彫りになる「日本」;インテレクチュアル・アヴァンギャルド;「つくば」という問題 ほか)
第4章 1995‐2020(時代の区切り/建築の一〇〇年を読むにあたって;二一世紀を告げる建築;近代と現代のはざまに ほか)
著者等紹介
磯崎新[イソザキアラタ]
1931年大分生まれ。丹下健三に師事し、1963年磯崎新アトリエ設立。代表作に、大分県立図書館(現アートプラザ、1966)、群馬県立近代美術館(1974)、ロサンゼルス現代美術館(1986)、パラウ・サン・ジョルディ(1992年夏季バルセロナオリンピックスタジアム)、カタール国立コンベンションセンター(2011)、上海シンフォニーホール(2014)など多数
横手義洋[ヨコテヨシヒロ]
1970年生まれ。建築史家。東京大学建築学科卒。同大学助教、イェール大学研究員を経て、東京電機大学建築学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
常磐条
ころこ
ophiuchi
パダワン
nizimasu
-
- 和書
- 味人 〈2007師走〉