内容説明
東京から重慶、上海、マカオに深〓(せん)。追い詰められて香港へ。二〇一一年四月、日本で行き詰まった編集企画会社社長である著者は、自社の3D映像技術に投資してくれる投資家を求めて中国行脚を開始する。そこで待っていたのは、クセ者ぞろいの中国人投資家たち。右も左も「アィヤー」な中国との仁義なき戦いが、いま、幕を開ける―。
目次
第1章 地獄めぐりの始まり、始まり
第2章 わたしの会社は、なぜ追いつめられたのだろう
第3章 素顔の成金投資家たち
第4章 いよいよ投資契約を結ぶぞ
第5章 いよいよ南寧で「アィヤー」な日々が始まった
第6章 追いつめられて香港、最後の闘い
著者等紹介
大島賢洋[オオシママサヒロ]
1949年北海道生まれ。1971年より20代をバックパッカーとして、海外での旅に費やす。出版社勤務を経て、1988年編集企画会社オフィスサンサーラを設立。デジタルコンテンツ、裸眼3D映像制作、GISソリューション開発などの社業を継続するも、2011年12月倒産。現在、新しい図解コンテンツ制作を目的とする「インフォビジュアル研究所」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひとまろ
4
3D技術を持った日本の会社が資金調達を行おうとして 中国投資家に活路を見出した結果 見事にけっつまずいて倒産したお話。 当事者の著者にしてみれば笑えないノンフィクションです。 しかしこんなにも騙されるもんなんだね~。 ”貧すれば鈍する” を地で行くような話で。 怪しい話に怪しい人物、怪しい取り巻き・・・と 金があればすぐに気がつくようなことも 焦っているからこそつけ込まれる。。。 2013/11/22
しょう
0
中国のリアルに興味を持ったため手に取ったが、本書はごく普通の一般人というよりは、一部の詐欺師周辺人物について焦点を当てていた。2016/01/24
白山手賀
0
絵にかいたような、詐欺のお話。分かっていても、引き返せないとは。引き返す先も地獄だからでしょうか。2018/09/16