内容説明
ミサイル・マニアのシベリア・マフィアに、GRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)の腐敗将校。孫子の崇拝者に、革命的な生物兵器を運ぶ記憶喪失・分裂症の女。携帯ミサイルを駆使し仁義なき戦いに身を投じる暴走族と、来るべき黙示録を預言するサイバーパンクたち。科学者たちはバイオ技術を暴走させ、カルト教団はポスト・ミレニアリズムの名のもとに不老不死を説く。中国崩壊後の近未来を舞台に混沌の限りを描き、そこから生成される“新しい人類”の希望と絶望を問いただす、SFノワール小説。
著者等紹介
ダンテック,モーリス・G.[ダンテック,モーリスG.][Dantec,Maurice G.]
1959年グルノーブル生まれ。70年代後半、フランスで最初のパンクバンド「`Etat d’urgence」を結成。その後クラフトワーク、トーキングヘッズなどに影響を受け、インダストリアルバンド「Artefac」などで自らの興味のまま音楽活動を続ける。SFとロマン・ノワール(暗黒小説)の熱烈な愛好家でもあったことから小説を書き始め、93年『レッド・サイレン』でデビュー
平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年、千葉県生れ。早稲田大学卒業、中央大学大学院修了。中央大学講師、フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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可兒
3
映画版の「バビロンAD」が訳のわからないストーリーだったので手を出してみたが、やっぱり訳がわからなかった。回収されない伏線も多すぎる。新人類なんていわれても感情移入できるわけもなく、この原作にしてあの映画ありという感が。ただまあ、マンハッタンに「アドバード」のマザーK市を現出させた点は評価したい2009/09/09
すけきよ
3
分厚い創作同人?過剰なまでに色々と詰め込んであるんだけど、それがサービスではなく、素人が自分の好きなものを削げずにいたような感じ。書かれたのが99年で、舞台が2014年。読んでいるのが2009年というこの微妙なズレがまずいのか、近未来SFとも、サイバーパンクとも、どちらとしても説得力がなく、自分は今何を読んでいるのか? という変な読書感のまま、最後まで乗れずに終わってしまった。作中に出てくる作者の扱いを見ていると、『イルミナティ』みたいなものを意識しているような気もするけど、むしろ読んでて(ノ∀`)2009/05/14
inugamix
2
マリの内部で起こっていること、ベイビーズおよび新人類に説得力を感じなかったけど、それ以外はそれなりに読めた。ってほぼついていけてないじゃん…。事態の周辺のマフィアやギャングやハッカーたちの動きは生き生きとしていて、トオロプをはじめいいキャラクターが揃っている。ヒロインも彼らぐらい魅力的で精神状態の描写や変化の様子が納得できるものだったらなぁ。暴力とドラッグに満ちた世界で、誰も未来と背景を見通せないまま手探り状態でつぶし合っているカオスさは、かえってリアルではあった。2009/09/27
EnJoeToh
1
あー。2009/05/22
yuki_furu
0
終盤はなんだかカルト教団の教典みたい。意地で読み終えたが疲れた。妄想の歯止めがきかなくなったかのようなつめこみっぷり。2009/05/22




