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内容説明
中国茶のバイヤーとして成功を収めた1人の日本人。茶農家と共に歩むことを決め彼が見た、日本人が知らない中国文化の真髄とは?
目次
1章 愛すべき『中国茶』との出会い
2章 人生を教えてくれた農家の方々の言葉
3章 中国茶ビジネスの魅力と難しさ
4章 中国茶のファンを増やす!
5章 上海、深センへの進出
6章 中国に対する誤解
7章 日本、世界へ中国茶を輸出する
8章 日本人が4700年の歴史を紡ぐ
9章 だからぼくは諦めない
終わりに
付録 中国でビジネスを続ける中で学んだ社員たちとの接し方
著者等紹介
大〓勇気[オオタカユウキ]
1981年神奈川県横浜市生まれ。中国茶研究家。2014年ドリームプランプレゼンテーション世界大会にて共感大賞・受賞。2002年に中国広州に渡り、04年に起業。中国10ヶ国に中国茶を輸出。中国内の百貨店、高級スーパー、コンビニ等中国250ヶ所にて中国茶の販売を展開。ホテルやレストラン、専門店への卸売並びにコンサルティング、プロデュース業務を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Nosuke.M
2
上海の日系スーパーで見かける可愛らしいパンダがデザインされているティーバック茶のブランド「大高勇気」その社長が中国地元の茶農家を開拓しながら、中国茶の魅力を発信していく使命感を著書から感じる。大高氏の、先ずは現場に足を運び肌で感じること、少なくとも自分の目と耳で確かめるまでは外部の情報だけでその土地を判断しない、という信条は、自分自身が日本を出て幾つかの国で生活しているので共感出来る。日本国内で流れる印象がかなり偏った・誇張されたものがあるし、それは現地に赴くことで良い意味で裏切ってくれることもある。2024/02/04
禅
1
「また、茶葉を摘むシーズンでも収穫する日が違えばお茶の葉のコンディションも違います。極端に言えば、日の出直前に摘んだものと、日が昇った後に摘んだお茶の葉でさえ違うものなのです。 大量生産、大量消費に慣れてしまうと、農作物も工場で造るような感覚で、どれも同じように刈り取り、出荷までに洗ったり、乾かしたりする時間もすべて同じパターンで加工します。なぜなら、そうしないとよりたくさん作ることができないからです。 茶農家はこれをしません」 中国人との仕事の進め方など、筆者の経験談がおもしろかった。2020/12/28