内容説明
本稿の目的はベトナムの投資環境の分析、失敗のない戦略的進出方法の解説から、進出に当たっての物流・工場建設・労務・税務管理など、ベトナムの現場での的確な事業展開ができる実務的、且つ具体的な手引きを紹介することである。
目次
第1章 ベトナムを知っていますか
第2章 ベトナムの生産拠点としての存在意義
第3章 日系企業のベトナム進出動向、成功例と失敗例の検証
第4章 ベトナムの加工輸出の特性、委託加工と情報産業
第5章 南北ベトナムの特性、物流および工業団地事情
第6章 ベトナムのWTO加盟と新投資法・新企業法の概要
第7章 ベトナムの会計と税務
第8章 ベトナムの労働法と労務管理
第9章 ベトナムにおける人材育成と労務管理への提言
第10章 ベトナムのビジネスリスクとその回避法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
2
最近ベトナムに興味があり、日経企業の進出動向を見るためにこの本を読んだ。北はハノイ、南はホーチミン、カントーで、面積33平方メートル、人口1億人弱、大乗仏教8割、社会主義共和国、一人当たりGDPは1068ドル、GNPは1071ドルで貿易収支は赤字の129億ドル、主要産業は農林水産業、鉱業、軽工業で、植民地時代はフランス施政下にあり、戦争経済として米仏と戦った。ドイモイ政策による社会主義市場経済に1986年から転換があった。南北に工業地帯があり、WTO加盟で日本企業に影響したこと、労働について書かれている。2015/07/28
Great Eagle
0
さすがに造詣が深いですね、現地駐在経験のある方の書かれた本は。ただし、日系企業だけからの目線であった点が、少し物足りなさを感じます。2012/06/26