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出版社内容情報
安西リカ[アンザイリカ]
著・文・その他
みずかねりょう[ミズカネリョウ]
イラスト
内容説明
ノリと勢いで生きるキャバの黒服・怜王と大手企業勤務の東屋。仕事中見かけた東屋に目をつけた怜王は、酔い潰れた彼を襲い身体を重ねる。その夜の記憶がない東屋は、家の退去が迫っている怜王に隣室を紹介してやり二人はお隣さんになる。(もう一回ヤれないかな)と新生活に心躍らせる怜王だが、きつい見た目の割に優しくて自分を叱ってくれる東屋を気づけば本気で好きになっていて…。硬派リーマン×尻軽黒服の格差ラブ。
著者等紹介
安西リカ[アンザイリカ]
出身地/福岡。誕生日/梅雨どき(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
20
不動産営業×キャバ黒服。堅物で他人を慮る事が苦手な攻めと、流されるまま生きてきた受がひょんなことから隣人として暮らしていくうちにお互いに影響を及ぼし変化していくのが良かった。でもそうして自尊感情を知った受が、ないがしろにされる事を受け入れられなくなるのも自然な変化なんだろう。とはいえ愛情を与えられ続ける事に慣れて、それに胡坐をかいてしまうのも人としてよくある事だし、受の大切さに気付いて根気強く探し続けた攻はまともな方じゃないかと思ってしまうな。2022/12/11
beniko
10
とても良かった。不動産関係のエリート会社員×キャバクラの黒服。性格の違い、生い立ちの違いが、恋愛観や愛情表現の違いに繋がる。最初のレオの強引なやり方は良くないことだけど、その後のレオには好感が持てた。愛されていることに、無自覚に胡坐をかいていた東屋がレオを失って初めて自分の傲慢さ、至らなさに気付く展開は、攻めのギャフン感が大好きな私にはたまらなく面白かったが、それ以上に、この恋を通して、どちらか一方ではなく、2人ともが成長し良いほうへと変わっていくところがとても好き。再会後の甘い2人をもっと見たかった。2022/12/06
へへろ~本舗
5
作者買い。ちゃらんぽらんだった怜王が東屋と親しくなって変化していき、同じように東屋も変化していく。win-winの関係でいいじゃんと思ったら…。ちょい切なめ。2022/09/27
史
4
恋をして、恋に落ちる。数奇な出会いから、日常になって、自分自身が変化していく。だからこそ、運命でありたいと願うけれども、そんな理想は実らない。だから出会いの中で得たものを忘れないように動いていく。けども、そこで終わらないのがロマンス。なぜなら運命であるから。すれ違いや言葉足らずとも違う関係性が、溜めて溜めて爆発するような感覚。実にたまらない。面白かった!2023/11/16
きなこチロル
3
【Amazon限定ペーパー】キャバクラでボーイとして働いている中卒の怜王と大手不動産会社リーマンで御曹司の東屋。価値観が全く違う2人がひょんなことで知り合って一緒に暮らしていくうちに、自分のないものを埋めていく。普段なら、交わることはなかった2人だけど、その変化がとてもよかった。楽しくやっていくだろうと思ったら、怜王の好意を蔑ろにして、切り捨てられてしまった東屋が追いかける。そして、東屋は怜王がどんな気持ちで好きを示してくれたのかとようやく思い知って自省する。気づき、成長していけるのは、素晴らしいこと。2022/09/30