ショコラ文庫<br> さよなら、運命の人(アルファ)

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ショコラ文庫
さよなら、運命の人(アルファ)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784778132811
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

パリに住むΩのレオンは、学生時代の親友で片想いしていたアレクと7年ぶりに再会する。なぜかレオンが男娼だと誤解し、心配してくるアレク。卒業直前、別のΩと番になり会わないままだった彼を想い続けていたレオンは、思わず嘘をつき淫乱な男娼のふりをしてベッドへ誘う。もう彼に会うことはないと思っていたが、アレクは「またお前を抱きたい」と言い、二人は逢瀬を重ねていく。しかしその関係は長くは続かず…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょん

25
第一次大戦前のヨーロッパが舞台。実業界にも力を持つ由緒ある貴族の三男α×没落貴族の子弟Ω。幼い頃の出会いからパブリックスクールでの再会の青春らしい爽やかさに受毒親が落とす陰に加え、当て馬Ωユーイが登場してからのすれ違いがなんとも切ない。成人後パリで実業家とマヌカンとして再会後もお互いがついた嘘の為に身動きの取れない二人がどう纏まってくれるのかハラハラした。当て馬が攻兄に発情を仕掛け妊娠に成功した後も、二人を引き裂きにやってくる執着が恐ろしい。2021/12/23

しましまこ

19
大変なすれ違い。2021/10/10

辺辺

15
ああああ、結構ドラマチックなのに、なんて勿体ないだろうな。これが世界大戦のごたごたがもっと真実味が帯びてたら、設定がオメガじゃなかったら、もっと良かったのに。言っときますけど(誰に?爆)、オメガ苦手でもこの作家さんの作風は嫌いではない。現にデビュー作が好きだった。yocoさんの絵が〇。2022/02/09

ころすけ

12
オメガバース。ドイツの寄宿学校で友人同士だったアルファのアレクシスとオメガのレオン。時代背景は第一次世界大戦後くらい?往年のハリウッド映画を彷彿とさせるドラマチックさと両片想い…なのですが、様々な手を使って2人を引き裂くユーイが気持ち悪すぎて、切なさが飛んでしまったような。最初からお互いがハッキリと話し合っていれば…というのは両片想いのお約束ですが、どうしてユーイのいう事を信じちゃうの!というモヤモヤが残ってしまって。時代に引き裂かれるといった感じじゃダメだったのだろうか。なんだかとっても勿体なかったです2023/02/19

tanya

11
作家買い。お互い幼い頃から両思いになってる様子でした。気持ちを言葉にして話し合えば成り立つ関係が、出来ないから色々回り道してる展開。振り回してるユーイが逆に強か過ぎて感心してしまう。最後の電車を飛び降りたアレクがカッコ良過ぎ。読込ました。2021/11/04

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