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内容説明
名門高校に入学した引っ込み思案の蒼は、頭脳明晰で華やかな容姿のクラスメイトの優吾と親しくなる。ある出来事から優吾への恋愛感情に気づくが遊び慣れた彼にとって自分は特別ではなかったと思い知らされる。側にいるのがつらく部活を口実に避けるが、先輩との仲を誤解した優吾に無理やり抱かれてしまう。その後、家庭の事情により誰にも告げず転校した蒼。八年経ち、派遣先の会社で偶然優吾と再会したが、彼は全てを忘れたかのように話しかけてきて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
141
【勘違いなんかじゃない。俺は昔からずっと、お前が好きだよ(優吾)】エロス度★優吾×蒼♡未熟な青い果実同士、両片想いだったのにすれ違いから最悪の形で終わりを迎えてしまった2人の再会ラブ。優吾と蒼視点を交え、高校時代での別離〜社会人になってからの再会を繊細な文章や心理描写で描かれていきます。未熟故に言葉や嫉妬の暴走で蒼を傷つけてしまった優吾の後悔や贖罪、やっと自覚した想い、距離を縮めるかの如くの甘さがビターテイストで素敵♡お金のために身体を汚してしまった蒼を包む優吾の愛がたまらん!2018/11/12
のこ
21
表紙絵、瞳の中に映り込む人影に、華美に走らないシンプルな作風だからこそ、こういう細やかな技が生きてくるんだよなと感心しきり。若くて未熟だったせいで間違ってしまった2人の再会愛。優吾の蒼へのかつての所業はひどいとしか言いようがないんだけれど、その後の必死の挽回で優吾への嫌悪感は自分でも意外なほどわかず。反して、いつもは不憫健気受け大好物なんだけど、踏ん張る強さを持たず、流されるまま転落していく蒼はイマイチ好きになれなかった。後ろ向きだった蒼が前向きになってるSSペーパーは本文に入れ込んだ方が絶対にいいのに。2018/12/12
きょん
21
御曹司×不幸受。高校時代の攻めの所業は若さだけを理由にはどうにも許せないので中盤ちょっと悩んでくれて少しはすっきり。しかし今後攻の立場で、すぐ身を引きそうな受を守り抜けるのかまだ信用できない感じ。2018/11/27
蓮
9
大手建設会社御曹司・優吾と幸薄な蒼の同級生。生まれかけた小さな愛に気づかず蒼を最悪の形で踏みにじって終わりを迎えた二人。高校生だからしょうがないと納得しながらもすれ違いが痛い。再会後、転落の一途を辿る蒼が不憫で切なさで一杯に、どうしてこうなるんだよと。心身ともに限界の蒼に寄り添い、彼の心の傷を癒そうと献身的にサポートする優吾が素敵。不憫な恋心が報われるこの瞬間、胸キュンで萌えまくる。これから優吾が蒼をどれだけ守れるか…なんだけどいつまでも蒼の瞳に映るのが優吾の姿であって欲しいと願わずにいられない。 2018/12/10
京子@オランダ
7
どうにも攻めが好きになれず、今後も不安しか無い。せめて受け君がこの先また傷つけられることの無いように願う、、、。表紙は素敵だった。2018/11/23
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