ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ 午後９時からは恋の時間

夕映 月子【著】

心交社（2018/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 253p／高さ 15cm
• 商品コード 9784778124472
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

デザイン事務所でアシスタントとして働く佐倉の癒しは、姪の保育園のお迎えで会う知的な美貌から服装まで自分の好みそのものの柊を眺めること。ある日、彼が独立したばかりのインテリアデザイナーで頼れる家族がなく息子・陸のお迎えの為に思うように働けずにいると知る。色覚異常でデザイナーとして働けず燻る自身の状況に重ね、佐倉は陸をたまに預かることを申し出るが、しだいに柊への憧れが恋愛に変わっていき…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[そらねこ]

面白かった♡色覚異常でデザイナーとして仕事が出来ず、事務所にアイデアだけを搾取され続ける佐倉。事務所での扱いが酷く、ムカつきながら読みました。。攻めの柊と息子のちびっこに癒され、キュンと来ました。大人な柊さんが素敵♡と思っていたら、後半、好きな子にはちょっとSっ気があるのか、場数踏んでそうな激しい攻めに大変身(笑)もう少し普通でもこの雰囲気なら良かったかも…とも思いましたが、独立してデザイナー事務所を立ち上げるバイタリティーのある攻めなのでさもありなんとも思いましたｗｗ

2018/08/15

[もきゅ子]

色覚異常でデザイナーの夢に挫折した受けとデザイナーとして働きながら1人子育てに奮闘する攻め。ゲイ同士。攻めからのアプローチが甘くて悶えます。情熱的な攻めが好みです。受けの境遇には悲しいというより怒りがフツフツと。特に後輩くんにはネチネチと嫌味返しをしちゃいたくなる。自分じゃどうもできない要素での挫折って本当に苦しいよね。あと今回のイチャイチャも好きだった。夕映先生の絡みシーンの空気感が非常に好み。激しいよりもじっくり深くな感じ?上手く言えないけど、エロを読み飛ばさない数少ない作家さん。

2018/04/13

[フキノトウ]

佐倉の職場の後輩や会社の空気が苦手。わたしの父も色覚異常なので、ついつい感情移入して途中までは読んでいて辛かったけれど、あんまりモヤモヤ感は残らず読後感は良かった。やっぱり、恋をして大事な人がいることで力を貰えるって素敵だな。

2018/12/07

[のこ]

主人公カップルのキャラも良いし、ちびっこ陸君も可愛いし、幸せなハッピーエンドだし、と、本来お気に入りにしたいお話なはずなのに、社長の桂を筆頭にデザイン事務所の連中が酷過ぎるせいで、不愉快感が後を引く。みずかねさんの描く子供達のイラストがひたすら可愛い。SSペーパーは子供達とお花見&休日のイチャコラ2人

2018/04/15

[華緯]

作家買い。面白かった。思いもしなかった色覚の異常のせいで、才能はあるのに後輩に侮られながら、才能を搾取されながら仕事をしなければならない立場というのが、読んでてムカムカする〜;;…優しく甘いシーンが多いのに、やっぱりどうしてもムカついたシーンの方が印象に残ってて、それが悔しいかな;;…でも、七海の才能が横流しされることを柊が一緒に憤ってくれたことや、退社する時に、嫌味しか言わなかった後輩に一矢報いたのはよかった。そして、イラストがサイコー;;

2018/04/08