ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ ダメ犬の生存戦略―家族になろうよ

楠田 雅紀【著】

心交社（2016/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 281p／高さ 15cm
• 商品コード 9784778120641
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

会社帰りに拾った子犬のリュウを飼うことにした悠吾は夜、ベッドに侵入してきた美しい男にフェラをされる。男はリュウの父親のカイトと名乗り「“ご奉仕”するから俺たちを飼って」と懇願する。二人は日中犬の姿になる犬男だったのだ！懐くリュウの可愛さから居候を許すも、カイトは無職で贅沢で我侭なダメ男。しかし、リュウに愛情を注ぐ姿を見て両親に愛されなかった悠吾は惹かれていく。でも、彼の“ご奉仕”に深い意味はなくて…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[祐＠暫しお休み中]

根は悪いヤツじゃなくてむしろ孤独を共有できるし互いの痛みも分かり合えるいいヤツなんだろうけど、ダメンズに初挑戦と書かれてたとおり生活面では本当にダメ男ですんなり良い部分を認められない攻だった。そりゃ遠慮せず言いたいことを言い合える仲にはなれるだろうけどさすがにここまで平気な顔でヒモ態度を貫かれると最後までモヤッと感が残っちゃったな(苦笑)まあそんな攻だからこそ卑屈な引け目を感じてた受が変われたんだろうけども。とりあえず息子のリュウがいじらしい気遣いは出来るうえに可愛さ爆発で一番良かったですwちみっ子最高。

2016/10/21

[きょん]

本の半分くらい読んでも攻の図々しいヒモっぷりにイライラしちゃって攻に魅力を感じられずにいました。とにかく一緒にいてくれる人を求めてる受には良かったのかもしれないし、リュウくんの生育環境としてもよかったとは思うけど・・・やっぱり私はダメンズヒモ男に対しては厳しい評価しちゃいそうです。

2016/10/28

[cikorin06]

図。子犬？のリュウは可愛いが攻めのダメ犬、カイトのいけずうずうずしさが動物っぽくて苦手でした。夜しか人になれないコブ付き無駄にイケメンヒモ男との生活は前途多難。

2018/07/07

[ｋａｎｎｚｏ－Ｒ]

はい、タイトルそのまんまのお話でございました。

2017/03/10

[蓮]

昼は犬、夜は人型になる種族のカイトと愛された事が無くてイヤと言えない会社員の悠吾。久しぶりにイラッとくる攻のカイト。厚かましさと図々しさに読むの躊躇。拾った子犬・リュウの父親までが衣食住を悠吾に頼りっぱなしで、悠吾もトラウマがあり強く言えない。恋よりもそっちに焦れた。そのぶんいじらしいリュウが、もふでもちみっこでも可愛い。カイトもリュウに対する親心は必死さあって、悠吾を好きになったあたりからは感じかたが変わった。悠吾の育った背景がちーと可哀想過ぎだけどカイトのお陰で悠吾も変わることができたと思うとね(苦笑

2016/12/15