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内容説明
代議士の父が倒れ、祖母の法事で代わりに挨拶することになった航一郎は、十年ぶりに幼馴染みの湊と再会する。過去、航一郎のせいで父が逮捕され自分を憎んでいるはずの湊はなぜか「貴方の秘書になるために来ました」と言い、挨拶原稿をすり替えてまで航一郎に後継の宣言をさせた。その後、父の秘書の不正調査への協力を求められた航一郎は、負い目から議員事務所入りを承諾するが、なしくずしに湊と同居することになってしまい…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nono
17
BL。パニック障害を抱える政治家の息子と、幼馴染みの秘書。お話はどう転がるのか面白かったものの、無闇と躰に物を言わす攻の考えが解りにくく、最後まで信用出来ずに苦戦。攻視点の掌編があれば良かったかも。しかし政治家は世襲ではなくやりたい人にやって貰おうよ^^その辺の強要も読んでて辛い。ただ出身地の方言なので読んでて懐かしい思いです。「だら」って^^ちょっと重めの作品で、今後の二人がどうなるか後日談あれば嬉しい。2017/07/02
なみ
15
【再読】深く昏い2人の関係が苦しそうだけど、幸せそうでもある。好きな話。2018/09/09
なみ
13
よかった……2016/09/13
きょん
12
子供の頃の自分の行動に罪悪感を抱えパニック障害に陥っている受と、その罪悪感すら利用するじっとり執着攻め。なかなか仄暗い関係性で、攻めも自分の望む関係がはっきりと自覚できてないので、思いが通じ合うまでが長かった。遠恋から将来どうしていくかとか、もう少しこの先が読んでみたい。2016/09/27
beniko
7
年下政治家秘書の湊と大物政治家の息子で経済アナリストの航一郎。湊は航一郎を政治家に、自分はその秘書にと望み、航一郎を巧みに巻き込んでいくが、航一郎は湊に対する罪悪感からパニック障害を患っていて…。話は仄暗い雰囲気のまま航一郎目線で進み、父の汚職絡みの事件でトラウマになった内容、航一郎と湊の幼少期の出来事の全容がなかなか明らかにならず、湊はどこか得体が知れず、湊と航一郎の恋愛がおまけのような感じ。湊の執着が愛ゆえだと見えていたらよかったかな。二人とも過去に決着を付けられたのは良かった。あまり好みではない話。2020/05/14