内容説明
否定(NO)ではなく共感(YES)の政治を!「観客からプレーヤーへ!」と呼びかける90万都市世田谷で始まるムーブメント。涌井史郎、猪熊弘子、斎藤環、湯浅誠と語った「せたがやYES!」
目次
第1章 グリーンインフラで防災、緑のコミュニティをつくる―涌井史郎×保坂展人(保坂区政は世田谷区の体質に大きな影響を与えてきた;ヒューマンスケールを大事にする都市 幸せを追求している都市が望ましい ほか)
第2章 保育は誰のものか?を問い続けた子育て支援のあり方―猪熊弘子×保坂展人(区民からの“直訴”で保育園を徹底的につくりました;“保育の質”を保つために厳しい審査を行なってきました ほか)
第3章 生きづらさを抱えた若者たちをどう支援するか?―斎藤環×保坂展人(変化してきた“家族の変容”という問題;虐待の本質は「子どもは親の所有物である」という発想 ほか)
第4章 コミュニティの力で支えあう「地域的養護」の役割とは―湯浅誠×保坂展人(民主党政権下で、国は初めて貧困があることを認めた;国の制度設計を生きた制度にできるか世田谷区が実証の場になっている ほか)
第5章 世田谷改革の政治的な意味―南彰(新たな担い手が結集したワークショップ;従来型の組織に頼らない民主主義の道場 ほか)
著者等紹介
保坂展人[ホサカノブト]
1955年11月26日、宮城県仙台市生まれ。麹町中学校卒業時の「内申書」をめぐり、16年にわたる内申書裁判の原告となる。新宿高校定時制を自主退学後、若者たちが集まるフリースペース「青生舎」を運営するかたわら、教育問題を中心に取材・発言するジャーナリストになる。1980年代半ばから、ミスターボランティアこと故・牟田悌三さん(09年没)とともに、世田谷区と共同で「いじめ」問題に取り組む。1996年11月、衆議院議員初当選。2009年までの3期11年で546回の国会質問に立ち、「国会の質問王」との異名をとる。その後、総務省顧問を経て、2011年4月の世田谷区長選挙で初当選。2015年4月再選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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