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内容説明
小さい頃から思っていることをすぐに言葉に出来ないサラリーマンの住田太陽。ある日、ロードワーク中に小洒落たカフェを見つける。導かれるように中に入ると、思わず息を呑むほど美貌の店長、水谷時雨が出迎えてくれた。口下手な太陽に嫌な顔ひとつせず会話してくれる時雨との時間が楽しく、カフェに通うことが日課になる。唯ひとつ、毎度繰り返される時雨からのキスを、太陽は何ひとつ覚えていなかったけれど―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
usamomo
20
何度本棚に戻したか分からないぐらいに、最初がなかなかとっつきにくい。やっと頑張って読んだら、受の特殊能力が分かったあたりから一気に面白くなって、良かったです。最後まで読むとなかなか上手いお話だったな~って思います。最初を乗り切ればと言うところが惜しいな~とは思いますけれど、不思議だからこそ後半は面白かったのかも知れないですね。2016/07/24
きょん
15
初めの方、記憶を消されてる攻め視点が結構続くのでちょっと分かりづらくてだれ気味だったが、受け視点の能力が分かる頃から面白くなってきたかな。しかし、何となく文芸ちっくな文体と言うのは新人さんにありがちかもしれないけどもう少しシンプルな方が訴求力強いと思うんだけどなあ。部屋の事を「室」と表記するのは一般的ではないのでは?2016/04/15
しましまこ
13
「言葉」を使ったアイディアは好きなので、次作に期待。2016/04/17
りんご☆
11
読了2017/01/07
華緯
11
設定は面白いと思ったけど、言葉の選び方に、『…ん?』っていうのが結構あって、その度に引っかかってしまい、すんなりとは読めなかった。冒頭20ページ程の言葉をこねくり回したような詳細な描写はいらないと思う…。キャラは…主カプの言動は分かる…時雨の暴走さえも分かるんだけど、悠介が…。なんだコイツ;;時雨をこき下ろすのは分かるけど、何も事情を知らない太陽に態度悪いのが読んでて気分悪かった。…太陽が人間的にすごく上等な人だから、尚更…。2016/04/12