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内容説明
黒橡流家元の息子でありながら箏を捨て就職した葵竜を、連れ戻しに来たのは大好きだった従叔父の太獅―皮肉にも彼こそ葵竜が家を出た「理由」だった。幼い頃は優しかった太獅がある時から冷たくなったのは、葵竜に家元の座を奪われたくないからだと気づき、逃げ出したのだ。葵竜は演奏会に出るよう命じられ、相変わらず冷ややかな太獅の監視の下で稽古を始めるが、ある夜、誰かに躯を弄られる生々しい夢を見てしまい―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
23
正に残念な感じ。シリアスとコメディのどっちつかずな感じが残念。執着攻めとヘタレ攻めの中途半端さが残念。成瀬さんの振り幅の広さから出てくるものかなあとも思うけど、家元お家騒動とか天性の才能とかいろいろ美味しくなりそうな設定なのにちょっと中途半端な感じが残念。2014/03/15
華緯
15
お話は、間違いなく相思相愛だし、安心して読めました。葵竜が太獅のタズナを取ろうと四苦八苦しますが、開き直ったヘンタイに、怖いものは無いのだ。タイトルに引き気味でしたが、まぁ面白かったです。でも、成瀬さんならもう少し…とか、上を望んでしまう…。それから、本筋とは関係のないところで、火種を撒き散らかしてたのに、それらが全然片付けていないから、ちょっともやもや感が…。……特に木崎には、葵竜への点数稼ぎでいいから、太獅が木崎達にいい弁護士を紹介して訴訟にも勝ったとか、チラッとでも、カタを付けてほしかった。2014/02/10
tanya
14
残念な攻のお話だった。途中の受が意地になる理由が分からずチョットなかだるみ的な感じがしたけど変態さんは面白かったです。2014/02/15
リリー
10
うーん、本当に残念!スペック高いのに受に対してだけ残念な攻でした。お琴の家元一家の話なのですが、誰1人としてろくに名前が読めないよ…。まず苗字が黒橡(くろつるばみ)、家元の一人息子である受が葵竜(きりゅう)、残念な攻が太獅(たいし)。こんなに名前が読めないキャラクターばかりなのは初めてだったかも。2015/08/02
まる丸
10
☆☆☆ コメディなんだよね?2015/03/14