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内容説明
地位や名誉など、すべてを持つが故に鬱屈していたフランス貴族のアルフォンスは、フィジーで教師として働く高森真人と親しくなる。彼の屈託ない笑顔に恋心を抱き想いを伝えたが、受け入れられないまま真人は事故で意識不明となってしまう。半年後、奇跡的に目を覚ました真人はすべての記憶を失っていた。アルフォンスは気持ちを抑えきれず罪深い嘘を彼に告げる。「君はわたしの恋人だ」と―。書き下ろしSSを同時収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
14
読了2017/12/07
嵩実
10
面白かった。いとう作品には珍しい、受けに対して絶対服従の攻めを満喫。受けに対する依存度がちょっと心配ではあるものの、それを上回る地位と権力と資産があるので無問題。記憶が戻った受けが一旦別れを選ぶのも、ダラダラしてなくて良かったなー。このあたりの匙加減が、いとう作品が好きな理由なのかも。受け君が良い子なのは分かるものの、フランス人貴族の攻めの執着が凄すぎて、できれば受け君の良さがさらに伝わるような、執事やお手伝いとのエピソードでもあれば完璧だったかもな。2017/07/05
cicoppe
8
記憶喪失もの。超リッチで美形の伯爵様と日本人青年、舞台はフィジーとフランス。二人が出逢ってから受けが大怪我をして記憶喪失になるとこまではとても面白かった。恋人同士になってらは攻めのヤンデレぶりにちょっと引き、記憶が戻ってからはドロドロになってしまい流し読みに。受けの明るさは 辛い過去を乗り越えた上でのものだと思うので、攻めに対してもっと前向きな影響を与えて欲しかった。愛し合っているとはいえ閉鎖的に暮らしていくのは如何なものかと思う。2015/03/17
DanteX
6
衝撃と現実味が薄いせいか「禁断」ではなくただの「非現実的」?:★★☆。記憶喪失の設定は悪くないのに、紳士的な攻に萌ポイントが少ないのが要因かしら。紳士攻めの萌がその優しさの反面潜んだ野獣的な欲望か理性的な残酷さだと思う。今回の攻めの欲望も残酷さも中途半端な感じで、実は受けキャラにしたほうがいいじゃない?とか疑惑あり(真人が攻めか…それならある意味超衝撃だけど悪くない展開かもなぁ~!)。お布団シーンは安定のエロさとバリエーションありで美味しかったけど、物語自体は残念に同調できなかった。2016/02/03
あじさい
6
記憶喪失もの。超絶リッチな攻めがヤンデレだけど思ったより紳士だったので、設定やお布団シーン多めの割には、お話自体が淡白に感じてしまった。先輩が立派な当て馬として登場してくれていたら…はるかに萌えだったのに残念♪★3.5(kindle/イラストなし) 2014/09/01