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内容説明
父の会社に融資してもらう交換条件として、倉橋佳紀は中東アルディビルの王子、マリクに嫁ぐことになった。しかし迎えた初夜、佳紀は隣国マシュハディの王族であるファハドに後宮から攫われ凌辱されてしまう。佳紀はゲームの駒として扱われることに心を軋ませながらも、父の会社のためにマリクの元へ帰してほしいとファハドに懇願するが、砂漠の離宮に監禁されてしまい―。商業末発表作のSSを同時収録。
著者等紹介
いとう由貴[イトウユキ]
静岡県出身。12月25日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
de sang-froid
6
BL。③佳紀(下)は傾いた父の会社を救うため、自分を見初めたアルディビル王国・マリクの元へやって来るが、婚礼の日にマシュハディ王国・ファハド(上)に拉致・陵辱されてしまう。無理矢理はダメだよぅ、てかファハドは最初からゲイなのか?受が簡単に攻に靡いたり、マリクもアッサリ引いたり。もうちょっと内面は葛藤してるはずなので心の揺らぎみたいなのを読みたかったかも。(→「砂漠に舞う蝶」へ続く)2013/01/07
SAY
5
ええええ~とか思ったけど、丸く収まったw諍いさえなければいい人なんだろうなぁ~。ってかこれがホントの掠奪愛ですなぁ~。2012/03/10
れいく
5
ショコラ文庫が創刊して文庫化されたいとうさんのアラブものの中で一番好みっぽいあらすじだったので購入。借金の形で売られた系のアラブものらしい(笑)展開でしたが、買われた先から別の王子に略奪されるとは思わなかった!初心なお坊ちゃんがこれでもか!と身体を弄ばれるうえ、「ファハドの執着ぷっり=溢れんばかりの愛情がなせる業」という部分が佳紀に全く伝わっていないせいで、とてつもない遠回りをしてしまうのがじれったくもあります。そしてマリク、良い人なんだろうけど、佳紀を国に連れてきた目的を考えれば……う~ん(笑)2011/03/13
さえ
4
このシリーズは強引で無理矢理で人権を無視する攻ばかり。またこういう展開か…と食傷気味になった。砂漠に真っ当な男はいないのか。佳紀がけっこう簡単にほだされてしまって「えぇぇぇ?」となった。ファハドみたいな熱い男に惹かれる気持ちもわかるけど、拉致監禁の上強姦した男に短期間でそういう気持ちになるのはストックホルム症候群じゃないの?と不粋なことを考えてしまう。○2012/12/11
楓
4
ファハドとマリク、結局この二人の対立が佳紀を巻き込んじゃったのよね。いい迷惑www 王子様はとっても我が儘ってもんだけど、マリクは紳士的。とはいえ、お金にものを言わせたのは間違いないけど。私はマリク派なので次の作品も好き。ファハドは最初こそ高慢で不遜な感じだが、5年後すっかり佳紀に尻に敷かれている可愛いヤツだwww2011/04/05