内容説明
ともすればとっつきにくい経典や名僧のことばを独特の感性で説く「大吉節」は、現在もなお輝き続ける。諸問題が山積し、混沌の渦中にある今こそ、異彩の和尚の教えは、私たちのいちばんの救いとなる。楽しくてよくわかる「仏教入門」。
目次
第1章 経典のことば(色即是空 空即是色(般若心経)
一切の衆生病むをもってのゆえにわれ病む(維摩経)
非道こそは菩薩の道(維摩経) ほか)
第2章 名僧のことば(世を離れて菩提を求むるはあたかも兎角を求むるがごとし(慧能)
われ当来の仏を合掌す(信行)
日々これ好日(園悟克勤) ほか)
第3章 大乗仏教の幻光(大乗仏教の幻光;賭も人生だ。だが人生は賭ではない(大吉)
むだ金こそ尊けれ(大吉) ほか)
著者等紹介
寺内大吉[テラウチダイキチ]
本名・成田有恒(なりたゆうこう)。大正10年、現・東京都世田谷区の浄土宗・大吉寺に生れる。大正大学宗教学部卒業。大吉寺住職、平成3年から11年まで浄土宗宗務総長、平成13年から増上寺法主。平成20年9月に遷化。『はぐれ念仏』で直木賞、『念仏ひじり三国志』で毎日出版文化賞を受賞するなど著書多数。スポーツ、ギャンブルの解説者などとしても幅広く活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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