出版社内容情報
ママでも現役!元なでしこの出産育児奮闘記
2020年3月3日、プロサッカー選手の岩清水梓さんは、32時間におよぶ難産の末に男の子を出産しました。
女性アスリートにとって、妊娠・出産は現役引退とイコール。日本のスポーツ界ではそれが当たり前という暗黙の了解があり、なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の守備の要としてワールドカップ優勝やオリンピックでの銀メダル獲得などを成し遂げてきた岩清水さんも、一度は引退の思いを家族に打ち明けました。
しかし、彼女にはかなえたい夢がありました。
「わが子を抱っこして、ピッチに入場したい」
一転して現役続行を決意した彼女は、育児休養期間を経てプロサッカーの舞台に帰ってきて、2024年現在も日テレ・東京ヴェルディベレーザの一員としてプレーを続けています。
本書は、2021年に発足したWEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)で、初めて出産を経て試合に復帰した選手となった岩清水梓さんの出産と子育て、そして“職場復帰”の記録です。
ときに真剣に、ときにユーモアたっぷりに激動の日々をつづった全編描き下ろしのエッセイに加えて、家族や、クラブスタッフ、チームメートといった彼女を身近でサポートし、応援してきた人々のスペシャルインタビューも掲載。
これは、女子サッカー界を代表するトップアスリートの話でもあり、どこにでもいるひとりのママの話。
すべての働くママたちや、結婚・出産後も好きな仕事を続けて自分らしく生きていきたいと願う女性に、共感と勇気を感じてもらえる1冊です。
内容説明
わが子を抱っこして、ピッチに入場したい!夢をかなえたプロサッカー選手・岩清水梓の出産、子育て、そして職場復帰をめぐる全編書き下ろしエッセイ!これは女子サッカーを代表するトップアスリートの話でもあり、どこにでもいる一人のママの話。
目次
1 私とサッカー(私とサッカー、そしてベレーザとの出会い;サッカー選手として生きていく ほか)
2 報告、そして産休(実は隠していたこと;報告 ほか)
3 32時間の難産(いざ!陣痛!;32時間戦った人と32時間応援した人 ほか)
4 “職場復帰”への道(アスリートでもつらいものはつらい;重い腰をやっと上げたら骨折していた話 ほか)
5 仕事と子育て(子どもを預ける;仕事スイッチとママスイッチ ほか)
著者等紹介
岩清水梓[イワシミズアズサ]
1986年10月14日生まれ。岩手県出身。プロサッカー選手。日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属。なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の守備の中心選手として長く活躍した、女子サッカー界を代表するDF。FIFA女子ワールドカップに3度(2007年、2011年=優勝、2015年=準優勝)、オリンピックに2度(2008年・北京、2012年・ロンドン=銀メダル)出場。クラブチームでは16歳でのデビュー以来、ベレーザひと筋で、なでしこリーグ5連覇を含む数々のタイトル獲得に貢献。2019年のなでしこリーグ表彰式では史上3人目の特別賞を受賞した。2020年3月3日に第一子を出産。育児休養期間を経てピッチへ復帰し、現在もWEリーグで現役のプロサッカー選手としてプレーを続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。