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内容説明
エジプト・アレクサンドリアから南アフリカ・喜望峰まで316日、1万1000キロの徒歩旅。酷暑の砂漠、雨季の泥道、つきまとう子どもたち…けれども出会った人々は優しかった。
目次
エジプト
スーダン
エチオピア
ケニア
ウガンダ
タンザニア
ザンビア
ジンバブエ・ボツワナ
南アフリカ
著者等紹介
吉田正仁[ヨシダマサヒト]
1981年鳥取県出身。2009年1月よりリヤカーを引いて徒歩旅を開始。2013年8月までにユーラシア大陸横断、北米大陸横断、オーストラリア大陸縦断、東南アジア縦断。その後、2014年9月から2015年7月までにアフリカ大陸縦断、2015年10月から2018年5月までに南米大陸と北米大陸を縦断。総歩行距離は約7万7500キロ。地球2周分にもなる。2013年9月には鳥取県が創設した「鳥取県栄光のチャレンジャー賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
33
娘が現在一番憧れている場所・アレクサンドリア。リアカーを引きながら希望峰まで歩く著者のかざらないことばが続く。歩いているときの足元を眺め、大地が動いているのを見る…単調な繰り返しかもしれないけれど、ヒトは歩いて移動してきたのだ…。様々な国で出会う人たちのお国柄や、旅人のエピソードは大地の描写よりもやっぱり素敵。あ~、旅に出たい!と身をよじりたくなる一冊です。…帰国後おかあさまは大丈夫だったのかしら。2021/04/27
トムトム
31
徒歩の速度だからこその出会いを求めて。過去に旅人から聞いた「アフリカイズビューティフル」という言葉が忘れられず…。だからって本当にやっちゃうなんてすごい!約1年かけて灼熱の砂漠や治安の悪い場所を徒歩で通過。ちょっと感動してしまいました。私もお散歩は好きですが、安全なご近所で充分楽しめます。ひたすら歩き続ける旅、ちょっとやってみたい気もする。2021/03/18
ケニオミ
19
好きな本です。アフリカを歩いたことのあるカナダ人の言葉「Africa is beautiful」に魅せられ、その真意を探るように、エジプトのアレクサンドリアから南アフリカの喜望峰までリアカーを引いて縦断した日本人冒険家のお話です。「なぜ歩いて旅をしているの?」という現地の人たちの質問に対する回答に感動しました。「あなたと会うためだよ。歩いているから、今こうしてあなたと会えたんだよ」効率主義に徹すれば、目的地に早く到着するかもしれないけれど、その過程で出会えたかもしれない出来事を経験することはないんですね。2019/05/30
kousei
9
リヤカー引いてアフリカを歩いて縦断したした人の記録、316日か。文化や宗教、貧富の差も興味深いが、水を得て食べて病気を避けてただ生きることが大変な環境でも生まれてきた場所で人生を歩む人たちとの出会い、ただただ凄い。2021/01/04
tetsubun1000mg
9
10年ぐらい前にリアカーを引いて北米を縦断したノンフィクションを読んだ記憶が有りました。 今度はアフリカかい! まだこんなことをやっているのかと読んでいくと、中断があってアフリカを徒歩縦断した人の影響でまたリアカー旅にのめり込んでいったらしい。 大変な旅であったでしょうが、これを読むとアフリカの市民の日常が伝わってきます。 車や飛行機旅行で見るアフリカと大きく違う魅力があるようですね。 ただ自分ではリアカー引き旅も徒歩旅も絶対行きませんが。2019/07/21