ぼくは戦争は大きらい―やなせたかしの平和への思い (新装版)

個数:
電子版価格
¥623
  • 電子版あり

ぼくは戦争は大きらい―やなせたかしの平和への思い (新装版)

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ 46判/ページ数 144p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778035280
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

アンパンマンの作者が体験した戦争

2013年10月13日に94歳で亡くなった漫画家で『アンパンマン』等の絵本作家、詩人でもあるやなせたかしが自らの戦争体験を語った本。やなせは昭和15(1940)年の春に召集を受け、小倉の野戦銃砲部隊に入隊。召集期間満了直前の昭和16年12月8日の開戦により、召集延長に。その後、中国戦線に派遣され、上海郊外で終戦を迎えた。やなせは、自伝などの中で戦争のことを簡単には語っているが、戦争体験だけをまとめて語るのはこれが初めて。人殺しも団体生活も嫌だったというやなせにとって、軍隊はばかばかしいだけの世界。しかし、辛い中にも何か楽しみを見出してゆく持ち前の性格で、戦争と軍隊を内部から風刺していく。特攻に志願した弟との別れなど、辛く悲しい思い出にも持ち前のユーモアを交えながら語る笑いと涙の戦記になっている。嫌いな戦争のことはあまり語りたくないと考えていたやなせが、90歳を超え、戦争体験、軍隊体験を語り継ぐことで、過去の戦争のことが未来を生きる世代の記憶に少しでも残ればいい、と亡くなる直前まで語ったラストメッセージである。

内容説明

亡くなる数ヶ月前に語ったユーモアの中に込められた戦争批判、平和への思い。

目次

第1章 軍隊に入ってみたら、こんなところだった(軍隊がきらいなぼくが兵隊に;入営は高知ではなく小倉勇猛果敢なる73部隊に入隊 ほか)
第2章 決戦のため、中国に渡ることになって(ついに出陣の日が来た;陣地の穴を掘るのはお手の物;紙芝居で村々を回る ほか)
第3章 ようやく故郷に戻る日が来た(戦争が終わってびっくり;ヤクザがぞろぞろ;自作のお芝居を上演 ほか)

著者等紹介

やなせたかし[ナセタカシ]
1919(大正8)年高知県生まれ。東京高等工芸学校工芸図案科(現千葉大学)卒業。東京田辺製薬宣伝部に入社後、徴兵され小倉の第12師団西部73部隊に入隊、野戦重砲隊に配属される。復員後、高知新聞社に入社、雑誌を編集。その後上京して三越宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務。1953(昭和28)年退社、フリーとなり、作詞家、舞台美術家、放送作家として活躍。1973年に月刊「詩とメルヘン」をサンリオから創刊、また同年フレーベル館の月刊絵本「キンダーおはなしえほん」に『あんぱんまん』を掲載。1988年アニメ『それいけ!アンパンマン』が放映され、全国的な人気を博する。「手のひらを太陽に」の作詞でも知られる。2013年10月13日死去、享年94(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyaoko

63
いよいよ朝ドラになりますね、やなせたかしさんも。戦争を体験された方の話を聞く機会が私の年代でも随分減りました。介護職をしていても、もう、現役で当時の事を確かに覚えている方は確実に減っており、こうして、生きてきた者の最後の務めとして、記録を残される事は本当に素晴らしい事だと思っています。解説もまた当時の時系列や、戦争当時の情勢をよく調べられているのでしっかり読み込めることができました。弟さんを戦争で失い、その悲しみと悔しさを込めた数々の作品は未来永劫継承される事と思います。2024/12/26

のぶのぶ

28
 「アンパンマンの中で描こうとしたのは分け与えることで飢えはなくせることと、嫌な相手とでも一緒に暮らすことができる。」、国語の教科書にやなせたかしの話がのっている。教科書では、戦争、軍隊にいたときの様子が詳しくないので、その部分を補うことができた。中国の福州に行ったことで大きな戦闘には巻き込まれていないようだが、福州から上海近くの朱渓鎮まで、毎日40km歩くのは大変だったのだろう。空腹との戦い、マラリアになった経験は大変だったことだろう。その中でも、自分の得意なこと(絵)を活かして生活していたことを知る。2023/01/07

金吾

28
軍隊にはいる気がなかった兵士の感想がよく伝わります。純粋培養で偉くなり、そして堕落する人は本当にたちが悪いと思いました。また戦争好きな人は兵士にはいないのではと思いました。2022/12/26

えりまき

16
2024(133)2013年刊行「ぼくは戦争は大きらい やなせたかしの平和への思い」の新装版。私も戦争は大きらいです。「アンパンマンとばいきんまんは、食べ物とばい菌です。だから、仲良くしてもらっては困るのです。それでも、彼らはマンガの中でともに生きています。」 2024/05/13

ムーミン2号

15
『アンパンマン』の生みの親、「手のひらを太陽に」の作詞でも知られる高知県出身のやなせたかしさんは、昭和15年から終戦まで、中国で軍隊生活を経験されている。90歳を過ぎて初めて語った戦争体験だが、激戦地での戦争とは少し様相が異なる。召集され、軍隊に組み込まれて、送り出された先で、運命は随分異なることもよくわかるし、引き揚げも様々だとわかった。それでも融通の利かない軍隊、理不尽な軍隊は(多分自由人だった)やなせさんには相当イヤなものだったのだろうと想像ができる。本書も貴重な戦争体験記。2022/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20326452
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品