今夜、珈琲を淹れて漫画を読む―「漫画の時間」2時間目

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784778035143
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

既読も未読も楽しめる日本の漫画の奥深さ

本書は、NHK「BSマンガ夜話」、NTV「バンキシャ」などでもおなじみの著者が、漫画やその周辺のことを書いた本の第四弾です。雑誌や新聞で好評連載中の書評や、漫画家についての考察、単行本用の解説の中から100本超を厳選し1冊にまとめました。漫画家にして屈指の漫画読みである著者ならではのチョイスと着眼点は、たとえ既読の作品だったとしても、新たな魅力に気づかされることでしょう。珈琲を片手に漫画を読む……。この漫画好きにとって至福ともいえる時間のお供を、本書から探してみるのはいかがでしょう。

いしかわじゅん[イシカワジユン]
著・文・その他

内容説明

漫画家にして屈指の漫画読みである著者が、漫画やその周辺のことを書いた本の第四弾。新聞や雑誌で連載中の書評や、漫画家についての考察、100本超を厳選し1冊にまとめました。

目次

第1章(将棋でメジャーに挑む柴田ヨクサルの意地―『ハチワンダイバー』柴田ヨクサル;日本漫画男子パリを歩く!これが本当のフランス文化!―『パリの迷い方』じゃん・ぽ~る西 ほか)
第2章(手の中にあるもの―『さよならもいわずに』上野顕太郎;巨人はどこからきたか―『進撃の巨人』諌山創 ほか)
第3章(畏るべし…―『世界一周ホモのたびDX』サムソン高橋+熊田プウ助;少女マンガの大革命!!―『俺物語!!』アルコ+河原和音 ほか)
第4章(語るべきもの―『森山中教習所』真造圭伍;怪しのものたちの棲む世界―『雨柳堂夢咄』波津彬子 ほか)

著者等紹介

いしかわじゅん[イシカワジュン]
1951年、愛知県生まれ。明治大学卒業後、社会人経験を経て、漫画家へ転身。青年誌から一般誌まで幅広く作品を発表する一方、エッセイや漫画評論、小説、テレビや映画出演など多彩な分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

50
いしかわ自体のマンガはあまり追いかけていないけど、鋭い批評と愛に溢れたマンガ書評は追いかけている。「3月のライオン」の書評で「零は今、3月に生きている。西洋の諺では、3月がライオンのように激しい天候の年には、やがて子羊のように穏やかな日々が訪れるそうだ。零にも、いつか穏やかな日々が訪れることを祈る。同じように苦しみ、のたうっている作者の羽海野チカにも」というコメントが泣ける。あと、松本大洋の「Sunny」、桜玉吉の「漫喫漫玉日記」、伊藤理佐の「おんなの窓」、「進撃の巨人」「すーちゃんの恋」もよかったです。2021/12/10

いちろく

40
紹介していただいたシリーズ本。いしかわじゅんさんによるマンガ書評。1作品毎に2ページずつ、1ページ目に作品や著者の説明、2ページ目にその作品のレビュー+ワンカット画像という構成。書評集でありながら書評集ではない印象。客観的だけれど私情も挟んだ各作品へのコメントは、BSマンガ夜話の時にも感じた、的確で冷静だけれど情熱的な内容。このような本の感想の書き方もあるのか!と絵のないマンガの面白さを伝えるコメントの描き方の数々を堪能。多くの作品を読んでいる人だからこそ書けるレビュー。あぁ、マンガが読みたくなる。2017/03/06

おさむ

21
最近の漫画事情に疎いだけに、読んだことのない作品が多く、とても参考になります。日本ほど漫画が多様化し、また文化として認められている国はないですね。しかし、いまは漫画家漫画やBLものがこんなに増殖して人気とは知りませんでした。新人さんより江口寿史や吉田戦車、吾妻ひでおといった懐かしい名前の話についつい惹かれてしまいました。歳のせいですね。2015/05/10

アイアイ

14
BLやコミックエッセイも含めた幅広い漫画作家への批評と応援。かなりツンデレ(笑)若い読者を育ててこなかった漫画家、今の旬の漫画家の紹介が盛り沢山で読んでみたい作品がたくさん増えた。漫画家である著者が、当時の編集者や出版社に対して毒を吐いてるのも面白い。▽図書館2015/05/26

ワダマコト

12
BSマンガ夜話のレギュラーでお馴染みいしかわじゅんさんのマンガ書評集。掲載された論考は100本を越える。ちなみに私が読んでいたのは26本だった。氏がいかにたくさんマンガを読んでいるのかがわかり、尊敬の念すら覚えた。選ばれたタイトルのなかで特に印象に残っているのが『ちはやふる』の解説だ。著者である末次由紀氏の過去の過ちと今こうしてマンガを書いていることの間を冷静に分析し、決して突き放すことなく優しい言葉でおわるというのが概略なのだが、本当にいしかわじゅんさんはマンガが好きなんだなぁというのがよく伝わってくる2015/07/30

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