出版社内容情報
「平成ガメラ三部作」制作日記の完全版! 
 怪獣映画の最高峰として、今なお多くの特撮ファンに愛されている「平成ガメラ三部作」。金子修介監督が自身の半生とシリーズ2作目『ガメラ2 レギオン襲来』(1996年)までの制作の裏側を赤裸々に記した『ガメラ監督日記』を『ガメラ3 邪神(イリス)覚醒』(1999年)公開25周年記念として復刊!オリジナル版に刊行後に制作・公開された『ガメラ3』のエピソード等を語った新規インタビューを収録した、「増補改訂版」になります!
内容説明
「平成ガメラ三部作」制作の舞台裏、完全版。新規インタビュー「『ガメラ3』監督日記」を収録!
目次
巻頭カラー写真
第1章 怪獣映画(ガメラ)への道(ゴジラの仇ガメラ;“フラッシュバック”怪獣少年の怪獣辞典;監督依頼 ほか)
第2章 『ガメラ』監督日記(新生ガメラ、脚本打ち合わせ;「子供の味方」ガメラ;『ガメラ』プロットの検討 ほか)
第3章 『G2』そして『G3』新たなる旅立ち(『G2』に再結集;水野美紀の穂波碧;『G2』完成―賛否両論 ほか)
金子修介インタビュー『ガメラ3』監督日記
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
65
          
            「G3」を作る前の1998年に出版された「ガメラ監督日記」に最近の金子修介監督インタビューとスナップ写真を加えている。監督日記と言いつつも、撮影記録はサラッとしていて、その前の企画段階、特に大映とのやり取りや、コストのやり繰り、自衛隊との交渉、等がたっぷりと語られている。監督としては一本の映画をクランクインするまでがほんとに大変なことなのだろう。最近、山﨑貴との対談を聞いたり、「ゴジラ モスラ  キングギドラ 大怪獣総攻撃」を見返したりして、金子修介監督が新作怪獣映画を作ってくれないかなぁと思った。2024/05/22
          
        ヒデキ
49
          
            元の「監督日記」も読んでいますが、 改めての再読になります。 今でも忙しい金子監督のさらに忙しい時期によくこれだけの 整理した制作日記が書けたなあと感心してしまいます。 出来れば、樋口監督版も読めたら面白かっただろうなとおもいます。 岡田斗司夫さんのユーチューブでも語られていた 「怪獣に取っ組み合いが出来ない理由」が本書でも語られていてそんな絵コンテもあった記述にビックリしてしまいました 2024/04/24
          
        羊山羊
10
          
            特撮映画の傑作と名高いガメラ。その第一作の作成話を、金子監督が語る1冊。冷静に考えれば当たり前なのだが、この平成ガメラシリーズの作成において金子氏に最も強い影響を及ぼしたのが、脚本担当の伊藤和典氏であり、彼との出会いがなければ、ガメラはなかったんじゃないかと、真剣に思ってしまう。ガメラシリーズの主要人物の引き合わせには、その大半に伊藤氏が関わっているのだ。また、金子氏の監督としての対人コミュニケーションやその苦労が活き活きと活写されているのも面白かった。「ガメラ復活」というバリュー、→2025/10/08
          
        おやぶたんぐ
8
          
            夏の終わりの(?)特撮本2冊目。帯には「平成ガメラ三部作」とあるけれど、実際には第一作関係が大半。個人的に思い入れがあるのは第三作の「ガメラ3」なのでかなり残念(制作過程やらメイキングやらでいろいろあったらしいから難しかったのかも)。あと、ガメラの回転ジェットについて、かなりネガティブなことが述べられているのには異論あり。個人的には理屈がどうだろうが断然“アリ”派。2024/08/28
          
        スプリント
7
          
            最近でた完全版です。 中山忍や前田愛など懐かしい俳優さんのスナップも収録されいます。 制作にかける情熱と資金繰りといった現実的な実情が書かれています。2024/04/27
          
        

              
              
              
              

