出版社内容情報
デビュー70周年、傑作SF漫画の新装版
日本漫画界を長年にわたって牽引した巨匠・松本零士のデビュー70周年にあたる今年、代表作にして、SF漫画の金字塔『銀河鉄道999』のアンドロメダ編を雑誌連載時のカラーページを収録した新装版全10巻で刊行する。
ローカル線の分岐点・惑星レーダーは、旅人が故郷を思い、束の間の安らぎに涙する場所だという。到着した夜、鉄郎はホテルから姿を消す。メーテルは鉄郎を追って、支線の「野の花駅」に向かう。小川が流れ、花が咲き乱れるその星で、鉄郎は謎の女性の老親に引きあわされる。女性の容姿はやつれはて、かつての美しい面影はどこにもなかった…。
第3巻収録10エピソード「ざんげの国」「なまけものの鏡」「サケザン大陸」「二十惑星のラーラ」「賽の河原の開拓者」「次元航海惑星」「白骨の歌」「霧の葬送惑星」「トレーダー分岐点」「雪の都の鬼子母神」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
貧家ピー
2
家いっぱいの体になってしまった人だらけの「なまけものの鏡」、泥がこびりついた体で賽の河原を耕し続ける「賽の河原の開拓者」、常に葬儀をしている「霧の葬送惑星」など。昭和の食堂で食べるようなラーメンが時々出てくるのが何とも言えない。トレーダー分岐点で出会った花子さんの話は今読んでも心に残るなあ。2025/05/10
めとろん
0
かなりメーテルとの旅に慣れてきて、危険な時は躊躇なく銃で撃ち始めた鉄郎。また時折タイトルの扉絵に架空の人物のなんか深い言葉が出てくるのがツボになってきました。謎のサケザン、白骨のホロホロ、車掌さんのシャワーシーンなど見どころ満載でした。2024/04/12
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