出版社内容情報
永井豪画業50周年を記念し、日本漫画の至宝『デビルマン』を、連載時(1972年25号~1973年27号)の誌面に可能な限り近づけたバージョン、全3巻で刊行します。
判型は雑誌と同サイズのB5判を採用。これまでの単行本では収録されなかった扉絵を完全収録。
本文の4色2色カラーページも再現します。連載版ならではの“ヒキ"によって生み出された、ページをめくる興奮と次回への期待感を全ての『デビルマン』ファンへお届けします。
本書、第1巻は「週刊少年マガジン」1972年25号~42号までを収録します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
24
やはり「というのは嘘だ」のギャグには悶絶するまだ序盤。Netflixアニメあまりの素晴らしさに掲載雑誌の大きさそのままに読め加筆なしの本書を。絵が迫力ありすぎ大満足、再読だけどもう次読みたい2018/02/09
コリエル
10
余分な加筆シーンのないデビルマンの単行本をずっと待っていて、ようやく発売されたのがこれ。雑誌サイズ、カラーページ再現、当時の扉絵収録というのがウリ。台詞はキ○ガイとか一部修正箇所があるらしいが、まあ仕方ないのかな…。スピーディな展開ながらも、明がデビルマンになるまで2ヶ月以上かかっていて、当時このへんどういう評価だったのかちょっと気になる。あと読むたび思うのはデーモン族の細胞が変質して云々みたいな設定、わりと新しめで今の漫画でも通じそうだなと。2018/02/13
かめた
9
発売前なのに品切れ、注文不可状態でしたが、ようやく今週になって入手しました。B5判で、扉絵完全収録で、カラーページも再現! こんなん読めるとは思ってなかった。生きててよかった(そんな大げさなw)2018/02/10
たこい☆きよし
6
買ってしまった。届いた。読んだ。何も足さない、何も引かない『デビルマン』。実は単行本でしか読んだことなかったので、このサイズでは初体験。内容は熟知しているはずなのに、けっこう興奮するものだ。2018/01/29
tenso_h(堀川てんそ)
5
連載時の雑誌を手に取る機会があったら是非。永井豪も石森章太郎も連載時の雑誌をペラペラめくってみると他作品といかに異質であるか一目瞭然。相対的に非常に優れた個性を放っていました。この作品、オリジナルの内容を持った版を購入できなくなっていました。 永井さんはこの後の時期に「筋肉の書き方を覚えて絵が上達した」という思いにとりつかれてしまったようで。本作品の絵柄が放つ怪しい個性と異なる、中途半端にリアルな人体描写になってしまいます。その絵柄で本作に加筆したりするので・・がっかりでした。大判で嬉しい内容。2020/09/24