出版社内容情報
雑誌掲載時のカラーページを収録した愛蔵版
時の輪を巡るSF超大作が『少年キング』連載時のカラーページを多数収録した決定版、全10巻で甦ります。
西暦2221年、銀河系の各惑星は「銀河鉄道」と呼ばれる宇宙空間列車によって結ばれるようになっていた。しかし、貧富の差が広がり、裕福な人々は機械の体を手に入れ、永遠の命を謳歌している。一方で、貧しい人びとは迫害され、機械化人による人間狩りの標的にされ、隠れるように暮らすのだった。人々が願うのはただひとつ、宇宙のどこかにある機械の体をただでくれる星へ行き、そこで永遠の命を手に入れることなのだ。
第6巻収録8エピソード「鏡の星の鉄郎」「終わりなき夏の物語」「冷血帝国」「足音村の足音」「夜のない街」「魔女の竪琴」「宇宙僧ダイルーズ」「心やさしき花の都」
【編集担当からのおすすめ情報】
松本零士画業60周年記念出版
内容説明
瑞々しい水と土に覆われた美しい星。だが、人々は食べ物に餓え、空気で膨らませたわずかな食糧すら口にできない。食糧は豊富にあるのだが、200年前からこの星を支配する女王が日暮れ時につまびくハープの調べに合わせて作物を納めなければ、極刑に処せられるのだ。生身の体で生き続けているという女王の秘密を解くため、鉄郎とメーテルは要塞島へ赴く…。圧政者の正体を描く「交響詩魔女の竪琴」ほか「冷血帝国」など収録。
-
- 和書
- 霧雨が降る森 〈下〉