出版社内容情報
人類滅亡から新人類誕生までを描くSF巨編
西暦3404年。地球は瀕死の状態で、人々は巨大なコンピュータに管理された地下都市(メガロポリス)でかろうじて生き延びていた。人間に姿を変えた無定型生物・ムーピーのタマミとともに地下都市を逃げ出した山野辺マサトは、荒野で行き倒れ、世捨て人の猿田博士に救われる。猿田博士はドームの中で、ロボットのロビタを助手に人工生命の研究を続けていた。その頃、地下都市ではコンピュータの暴走から核戦争が起きる。ロックが山野辺の冷徹な上司役を好演している。火の鳥によって永遠の命を与えられた山野辺は、人類最後の生き残りとして猿田博士の研究を引き継いで、生命を生み出そうとしたが……。人類滅亡から新たな人類が誕生するまでを描く壮大な物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
角川書店豪華版のカラーページのほか、『COM』掲載時の二色ページを再現。全扉絵を収録。
内容説明
西暦3404年。地球は瀕死の状態で、人々は巨大なコンピュータに管理された地下都市でかろうじて生き延びていた。人間に姿を変えた無定型生物・ムーピーのタマミとともに地下都市を逃げ出した山野辺マサトは、荒野で行き倒れ、世捨て人の猿田博士に救われる。その頃、地下都市ではコンピュータの暴走から核戦争が起きる。人類滅亡から新人類誕生までを描く壮大な物語。
目次
未来編
未来編扉コレクション
巻末エッセイ2 永井豪「手塚先生からのメッセージ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ズー
11
うわー!さらにすごいことになってた!未来…なんだか自分の今いる世界と似たところも多くてゾッとするし、この前読んだジャーナリストの本で、人工子宮が開発されているというのを読んだけど、まさにこのカプセルじゃん!そしてまさかこうなってこうなるとは!はぁ…すげえ手塚治虫天才だわ…神じゃないのか?2023/09/22
れい
11
【図書館】まったく、手塚治虫氏には、考えさせられる。命を正しく使う方法なんて、知らないよ。2016/08/30
mugi
3
未来編であり、過去編でもあり…気の遠くなるようなスケール。何度でも同じ歴史をたどって滅びてしまう人類は循環してる様に見えても、次の人類に向けてほんの僅かでも本当の意味で進化していっているのかな。集合的無意識が膨大な間違いの果てに人類と生物を正しい方向に導くのか…!?っていう。恐ろしい。2014/03/15
kasukade
3
すごいすごいすごい!これが1968年に描かれた漫画なのか。手塚治虫はこれほどすごい人だったのか。知らなかった分損してたよ。人間の愚かさ、繰り返して繰り返しても続く不幸。それが何億回、何兆回と続こうが希望を見続ける理不尽な天災火の鳥。なんなのこれ。すごい!これは手塚治虫が滲み出てる。ホントに心のうちをブチマケテル。性癖も欲も心も心情も良いも悪いもすべて出してる。手塚治虫の最高傑作といわれるゆえんがわかった気がします。マンガの強さ、重さ、伝達力。その他色んなものがここにある。2014/01/13
きりん
1
2作目は黎明編から一気に西暦3000年の未来へ飛ぶ。テーマは永遠の命の価値、文明の発展の是非か? 近未来、機械に支配された人類は滅びる寸前。現代社会に警鐘を鳴らす作品。 2024/12/22
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