出版社内容情報
まんが家を目指す多くの少年少女に決定的な影響を与えた著者の代表作をカラーページも含め、発表当時のままのスタイルに準拠して編集した決定版です。同じ志で結ばれたまんが青年たちと楽しい生活を送りながら、ふたりはつぎつぎに別冊や連載の依頼を受ける。プロとして、締め切りを死守するため徹夜続きの日々を送るのだが…。(青雲編5)
内容説明
同じ志で結ばれたまんが青年たちと楽しい生活を送りながら、満賀と才野はつぎつぎに別冊や連載の依頼を受ける。石森章太郎、赤塚不二夫もトキワ荘に入居し、新漫画党の意気も上がる。満賀と才野は初めての少女漫画に挑戦するも進行が大幅に遅れ、担当者を困らせる。テラさんから忠告されていた「プロの厳しさ」を身をもって知ったふたりは、締め切りを死守するため徹夜続きの日々を送るのだが…。
目次
描き直し
はげまし
『チビわかまる』完成
同級生
すい星のように
部屋代
第一期目標
遠い道
アシスタント
締め切りの重圧〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
33
仕事の依頼がじゃんじゃん舞い込み、一応予定表を組んでみる。が、クリエイトするお仕事ってそんなうまくいくのかい?早速編集者から「やり直し」。うんざりする二人の前につのだじろう。うしろの百太郎やないかい。皇国の興廃この一戦にあり!各員一層奮励努力せよ!時計と漫画を描くコマを繰り返す時折手塚先生の神っぷりを挟みつつ、若い漫画家達は切磋琢磨するのでした。ぐわんばろう!ちょいちょい原稿を落とす悪夢を見る2人。漫画家は大変だ。2022/04/20
森林・米・畑
5
思い出の漫画。希望と勇気と元気を与えてもらえます。忘れた頃に読み返したくなる。
あきくま
4
トキワ荘の住人や新漫画党の面々の個性が見れて楽しい。それにしても意外と女性編集者が多いことに驚いた。そして2人とも女性に弱い。弱すぎですぞ。さらにお人よしが過ぎる。仕事に恵まれるのはいいが、オーバーワークで徹夜続きじゃ体が心配。ラーメンが美味しいのはけっこうだがそればかりでは栄養が足りるのか。満賀は肉や魚がダメというし、才野は風呂に入らないし。乗り込んで何かしら世話がしたくなる。なんか口うるさいお節介な母親のような感想になったが、それくらいこの2人が愛しくなる本なのだ。2013/04/14
AKa
2
新顔続々。仕事も続々、なので締切も続々……。手塚に肩代わりしてもらった敷金を返すシーンに既視感があったのだが、原因は永島慎二が借金を返すシーンとそっくりだったからだ。それにしても、高額原稿料と言ったら講談社と言う偏見ができてしまって困る(水木サン時もそうだったし)。2013/03/01
ぬ
1
ラーメン食べたくなる。2013/07/28