出版社内容情報
質量ともに貸本マンガ時代屈指の大傑作を1巻ずつ忠実に再現した、伝説の原初版全8巻がいま甦る!! 著者のユートピア願望が込められた貸本期の最高峰を、現在では読むことができないカラー版「外伝」収録小冊子など、数々の特典とともに封入!!
画業60周年記念出版。1961年から62年にかけて、「墓場鬼太郎」シリーズと同じ貸本出版社・兎月書房から刊行され、のちに「少年サンデー」にリメイクされ大ヒットした著者の貸本期屈指の代表作を、原本となる中短編8冊から忠実に再現します。。
【物語】
河童にそっくりな人間の子ども、河原三平がひょんなことから河童の世界に迷い込むことがキッカケで、河童の長老の息子が人間世界への留学することになることから始まる長編物語。紙芝居「河童のカー坊」を基に自身の死生観や民俗色、ユートピア願望が込められた、長編代表作。
【仕様】
本体 A5判単行本 8冊
(兎月書房、①~⑤1961、⑥~⑧62年)
付録 「複製原画」3点
別冊付録1 「河童の三平外伝 ふしぎな甕」32ページ(カラー16ページ)
別冊付録2 「『貸本版河童の三平』読本」
…中沢新一(宗教学者)、角田光代(作家)、畑中純(マンガ家)、土屋慎吾(マンガ家)
【著者プロフィール】
1922年3月8日生まれ。復員後、紙芝居をかき、昭和32年貸本漫画の「ロケットマン」でデビュー。
40年「テレビくん」で講談社児童まんが賞。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などで人気作家となる。
戦記物でも定評があり、2007年「のんのんばあとオレ」がフランス国際漫画大賞。21年朝日賞など多数。
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- 和書
- 怖い絵 〈3〉