内容説明
豊富な写真と専門家の解説で仏像別に徹底解説。大きな文字で読みやすい!
目次
ここがすごい!天部像
第1章 天部像のルーツを辿る
第2章 四天王と毘沙門天
第3章 梵天と帝釈天と阿修羅
第4章 金剛力士と深沙大将と韋駄天
第5章 吉祥天と弁才天と鬼子母神と摩利支天
第6章 大黒天と閻魔天と歓喜天
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃみ母
3
副題が「古代インドの神々がルーツの仏像たち」ということで、インド神話から仏教に取り込まれた神々の説明が書いてある。インド型の宗教では生は必ず死を前提としている。だから、鬼子母神は子どもをたくさん産むために、子だもをたくさん食べる必要があった…なるほど! まず神々がいて、人間がその物語を知ることになったのか?それとも、人間が物語を創造するなかで、神なるものが生まれたのか?今更なんだけど、いったいどうなってるんだと気になっている。2018/09/28
in medio tutissimus ibis.
2
四天王や梵天帝釈天の様なメジャーどころから、深沙大将(沙悟浄の元ネタ)や閻魔天の様な割合レアな天まで。そぞれの天について一つは実際の仏像の写真が載せて見どころを教えてくれる。また本場インドでは半裸だった金剛力士が寒冷な中国では鎧を着込むようになり、武士が実権を握り始めた平安末期日本では半裸で筋肉を誇示するようになり先祖返りを起こした、と言う様な伝播に連れた変遷の解説も面白い。この金剛力士は元々はバラモン教のインドラ神という外様だったのが、後期密教では宇宙の最高神まで出世したらしい。これも先祖返りの一種か。2020/09/04
Book Lover Mr.Garakuta
2
図書館本:読了。古代インドの神にまつわる話だ。2018/10/21
mach55
1
お寺拝観のときに出会う仏像の楽しみ方を学びたいと手にした本。 ブッダと仏教を守る護法神と、現世利益を恵む神がいらっしゃる。ブッダの世界を守る四天王。毘沙門天は四天王のリーダー。財宝を司る財宝神でもある。 ブッダのご意見番・梵天と、ブッダのガードマン・戦闘の神、帝釈天。 少しずつ覚えていこう。2020/08/25