感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゃれら
11
呉座勇一「応仁の乱」の副読本として手に取った。こういうビジュアルがあると、あの人名地名乱舞の本も少し分かりやすくなった。あ、こういう本って学校の歴史でも教科書とは別に「年表」として地図なんかもついた副読本がありましたよね。あれだ。ただ呉座本と併せて読むには、興福寺・大和に関する記述がほとんどないのが玉に瑕。登場人物の肖像が似せたのかどうか不明のマンガになってるのは、頭にイメージが定着しやすくていいのかも。似てないからって、当事者たちからクレーム来ないしね。2022/02/23
チョビ
5
そもそも足利幕府が他の守護大名と力の具合が同列というところが、もうすでに争いの火種になっていると。また子供がいないことによるお家騒動が各家で勃発していたところのまとめ役があの義政で、自分もお家騒動を勃発させるという顛末なんだな、と。なので、そもそも守護大名も勝手にできる力は存在していたし、ましてや貴族化した守護大名よりも現場で実務をしていた守護代の方が強くなって・・・と色々コンフリクトした結果が「応仁の乱」と一言で済まされていると。その理解でいいっすか?さてこれの監修も世襲(父も戦国時代が専門)だなw。2017/07/24