内容説明
平成二十五年秋、伊勢神宮に於いて二十年に一度の大祭「第六十二回神宮式年遷宮」が古式のままに執り行われました。宮澤正明は、平成十七年の山口祭、木本祭に始まり遷御、奉幣、御神楽に至るまで三十におよぶ遷宮行事と九年間にわたり向き合い六万枚にも及ぶ膨大な数の写真を奉納しました。この中から写真家自らが厳選し写真集としてまとめあげたのが、この全記録です。
著者等紹介
宮澤正明[ミヤザワマサアキ]
1960年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。1985年に赤外線フィルムを初めてフォト・アートに使用した「夢十夜」でNY ICPインフィニティアワード(INFINITY AWARDS)新人賞受賞。帰国後、ファッション・広告の分野に活動の領域を広げる。1999年に「宮澤正明赤外写真集1979‐1999」を上梓。第61回神宮式年遷宮において赤外撮影の技術指導をしたことがきっかけとなり、2004年に神嘗祭を撮影する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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参謀
3
伊勢神宮の名とその存在はもちろん知ってましたが、その存在価値は初めて伊勢神宮を訪れるまで全く知りませんでした。遷宮が行われるというのを知ったのも初めて訪れたときです。お恥ずかしい。遷宮時には訪れませんでしたが、遷宮といった行事が今もなお、続けて行われていることに伝統の重みを感じました。2015/03/20
チョビ
0
ドナルド・キーン氏の「日本オタクばなし」は必読。その辺の日本人にはありえないですよ、学生の頃から数えて4回目の遷宮体験の持ち主!宮澤氏は一般人が入れないところまでカメラを入れたそうですが、その境界がわかりません…。情けない…。先人に敬意を払いつつ、宮澤氏の写真はただ美しい。2015/08/17