内容説明
ライカとともに半世紀を歩んできた写真家が撮り、ライカの本当の魅力を語る。ライカで撮影した珠玉の作品108枚、ライカ人生を語った27のエッセイ、作家・沢木耕太郎氏との対談を収録。
目次
WIEN1973‐1980
1967年11月5日、人生で初めてライカを手に入れた日
初めて手にしたライカの第一印象
ライカ以前、音羽時代のカメラの原体験
フリーになって買ったライカ3型の思い出
ライカと共に、世界の果てへ
ライカに入れるフィルムを旅先で買う
銀塩からデジタルの流れは絶えず連続している
もうひとつのライカ人生を生きること
ライカがもたらす「写真表現者という放蕩生活」〔ほか〕
著者等紹介
田中長徳[タナカチョウトク]
1947年東京都文京区音羽生まれ。1966年、日本大学芸術学部写真学科へ入学。1969年、銀座ニコンサロンで史上最年少で個展を開催。1970年、日本デザインセンターへ入社。1973年、オーストリアのウィーンへ渡り、1980年帰国。1982年から1年間、ニューヨーク近代美術館へ文化庁派遣芸術家として写真研究を行う。1989年、チェコのプラハにアトリエを構え、世界各地で個展を開催。写真家、カメラ評論家として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
14
ライカとともに歩んだ写真家の半生。アナログの、機械としてのカメラを自分の分身のように愛し、フィルムに写した像も分身のように。対するデジタルカメラの写真、あれは記録だと言う。1本36枚のフィルム・・・巻き上げるときに、残り20枚、10枚になるにつれて「人生の秋」の悲哀を感じるのだと書いた章に感動した。デジカメでは絶対に味わうことのない感情である。ウィーン時代の作品、ニューヨークでの作品など多数掲載されている。2018/08/18
tata
1
★★★★★ライカ人類のお話。文章も面白く、毒を吐くところはさらっと吐いている。ライカを愛してやまない写真家。2016/03/06
ポン
1
沢木耕太郎さんとの対談。興味深かったです。2014/05/22
Kuliyama
0
楽しく拝読しました。久しぶりにiPhoneでなく、カメラで写真を撮ってみたくなりました。でもフィルムはちょっと難しく・・2019/02/27