内容説明
日本が高度成長を遂げた時代の“地域が日本経済を支える”というビジネスモデルが崩壊し、多くの地域が元気を失ってしまった。そこに口蹄疫や火山の噴火、大震災、原発事故など、経済や社会を揺るがす事件も加わって、さらに地域の疲弊が、進んでいる。今、地域に必要なのは、地域そのものを元気にする、地域の魅力=地域資源を武器とした新しいビジネスモデルづくりだ。その象徴として“地域ブランド”がある。
目次
第1章 なぜ地域ブランドが必要なのか(背景編)(地域ブランドの意味と利点;知的財産戦略による地域活性化;“こだわり”が市場を創る;地域資源をブランド化する)
第2章 地域ブランド戦略の立て方と進め方(マニュアル編)(地域ブランドの計画づくり;ブランドプレミアム戦略;ブランドコミュニケーション戦略;顧客ロイヤルティー戦略;ブランドリスク管理)
第3章 地域ブランドの先進事例20(実践編)(女性に絞ったコンセプトで黒豆を売る/キレイマメ(北海道)
イカール星人の襲来を街の求心力に換える/函館市(北海道)
地域連携の“バル街”で賑わいをつくる/函館市ほか
海外の嗜好や習慣に対応“基準化”で高い評価を獲得/岩木山りんご生産出荷組合(青森県)
アニメ「らき☆すた」でオタク発信のまちおこし/鷲宮町(埼玉県) ほか)
著者等紹介
田中章雄[タナカアキオ]
ブランド総合研究所代表取締役社長。1959年生まれ。東京工業大学理学部卒業。84年、日経BP社に入社。2001年、日経BPコンサルティング調査部長就任。日本最大規模のブランド評価プロジェクト、Webブランド調査などを手がける。03年、ブランドの調査・コンサルティング会社「日本ブランド戦略研究所」設立。05年、ブランド戦略の立案、構築、活用、管理、そしてPRやテストマーケティング、販路開拓などを総合的に実施・サポートする「ブランド総合研究所」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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