感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mura_ユル活動
79
東京にある21の建築の紹介。それも昭和初期から昭和40年代に建てられたもの。空襲での被災を、まぬがれ生き残った建物も。メインはその建物の意匠と関わった人々の物語。写真が添えられる。物語は建てられる前や過程でおこる出来事。建築家とクライアントの意思。国会議事堂の建てられるまでの(官民の主導権争いなどの)困難さは初めて知った。人よりも寿命の長い建築には「見せていただく」姿勢になってしまいます。大体は(予約すれば)入れるみたいです。読友さんからの紹介。2017/05/27
夜長月🌙@読書会10周年
44
まさにスクラップ&ビルドで変わりゆく東京。その中にあってシンボリックに時を経ても変わらない建築物もあります。興味深いのは、フランク・ロイド・ライトの東京最後の建物、自由学園明日館(1921年)。怪物・伊東忠太の築地本願寺(1934年)。計画の4分の1となってしまった国際子ども図書館(1906年)。丹下健三の聖マリア大聖堂(1964年)。2017/05/07
楽駿
34
川崎図書館本。最近凝っている、名建築本。なんだかんだと、半分くらいは行ったことがあるのだが、この本を読んでから見たら、以前より楽しくなるだろうな。先日、読書会仲間と駒場の前田邸に出かけたが、時間的に日本民藝館までは行かれなかった。これを読んだら、行かなかった事を激しく後悔。以前、小石川植物園も前を通っているのに、中に入らなかった記憶が。ここも、江戸ものを読んだら、一度は行きたいところなので、併せて、博物館も行きたい。自由学園明日館は、建築物巡りを始めたくなったきっかけなので、ぜひ!しばらくは無理だね。2020/12/08
わんつーろっく
21
ゆる〜く建築好き、建物ウォッチングが趣味なので、馴染みのある東京の建築が、どうゆう変遷を辿って今ここにあるのか。時代背景やデザインの裏側にある思いに触れ、よく残ってくれたねって、ますます好きになる。2020東京オリンピックで新たに造られた建造物が負の遺産になりませんようにと、祈りたくなるような。。 https://with-tokyorekiken.metro.tokyo.lg.jp/2025/05/14
natukoba
1
西洋美術館見学後、コルビジュの本探したけれど厚いものばかり、でこの本。昔の美しい建築物は時間をかけて丁寧に作られているんだなという感想。今は何でもスピード急いで急いで、だから美しい以前に欠陥そして飽きる。自由学園、原美術館ゆっくり見てみたい。2016/09/17
-
- 和書
- 教育実習ハンドブック